□4月6日(火)


義のうちに御顔を仰ぎ見る者の祈り


詩篇 17:1-15(15)

日毎の糧

 ダビデは良心をもって、主の御前で正しく生きようとした人でした。しかし、彼は自分を襲う悪しき者から身を避けなければならない多くの危機を経験しました。今日の本文でも、ダビデは自分を襲おうと向かいたつ貪欲な敵から、救ってくださいと祈っています。正しい訴えを耳に留めてくださり、欺きの唇から出たものではない祈りを耳に入れてくださいと叫んでいます。自分のために正しいさばきが行われることを祈っています。彼は、主の御前で正しく生きようと、いかに心がけて来たかを訴えています。彼は、主の唇のことばに従い、彼の歩みは主の道を堅く守るために揺るぎませんでした。彼は、呼び求める者に答え、祈りに耳を傾けてくださる主を信じました。ダビデは、向かい立つ者どもから身を避ける者を救い、その右の手で奇しい恵みを示してくださる主を信じました。この信仰に基づき、彼は主に訴え、瞳のように守り、御翼の陰にかくまってくださるように祈っています。悪い時代に、正しく生きようとすると、嫌われ、狙われ、悔しい思いをさせられます。その時、私たちはダビデのように主のところに避ける者たちを救ってくださり、助けてくださる主である神様を信じなければなりません。悪しき者の道を歩まず、最後まで主の御言葉に聞き従い、正しい者としての道を歩むべきです。

 この世の人々は、ただ地上のいのちを求めます。それで、この世のもので腹を満たし、この世での成功や財産を蓄え、それらを自分たちの子らに残そうとします。しかし、正しい者の望みは何でしょうか。義人は何をもって満ち足りるのでしょうか。「義のうちに御顔を仰ぎ見、目覚めるとき、御姿に満ち足ります(15)。」神さまご自身との交わり、しかも、深く、親しい神さまとの交わりが永遠に出来ること、それが義人を満ち足らせます。主との親しい交わりが、義人の心と人生に、平安、喜び、祝福を与えてくれます。これこそが、まことに幸いな人生です。



適用:義のうちに歩んでいますか

一言:主の御顔を仰ぎ見目覚める

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧