□6月16日(水)


すべての人の奴隷になったパウロ


コリント人への手紙第一9:19-27(19)

日毎の糧

パウロは、すべての人から自由ですが、自らすべての人の奴隷になります。なぜなら、より多くの人を得ようとしたからです。様々な形の兄弟姉妹たちを得るためにどのようにしましたか。ユダヤ人を得るために、ユダヤ人の行動様式や文化的習慣に従いました。律法の下にある者を得るために、律法の下にある者のようになり、律法のない者を得るために、律法のない者のようになり、弱い者を得るために、弱い者になりました。パウロは兄弟姉妹たちの目線に合わせて、同じ立場で彼らを理解し、福音の恵みを分かち合おうとしました(23)。パウロがこのように柔軟に福音を伝えることができたのは、イエス様がそのように生きられたからです。イエス様は神様であられましたが、神様としてのあり方を捨てて、人としての姿でこの世に来られました(ピリピ2:5-8)。このようにしてこそ、人々に神の愛を伝えることができるのです(ヨハネ1:14)。福音の本質は変えることができませんが、非本質的な要素は、様々にすることができます。福音を伝えるためには、自分を奴隷のように低くして目線を合わせる必要があります。これが受肉の原理です。パウロは召されの賞を受けようと走りました。走る者として、すべての点で節制しました。「競技をする人」とは、勝とうと激しくもがいている人です。パウロは明確な目標に向かって全力で走りました。彼は信仰の競技者として自分のからだを打ちたたいて服従させました。



適用:様々な兄弟姉妹たちを得ようとしますか

一言:奴隷になりなさい

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧