□6月17日(木)


倒れないように気をつけなさい


コリント人への手紙第一10:1-13(12)

日毎の糧

救われた聖徒はどのように生きるべきですか。パウロは先祖たちの失敗に言及しながら、信仰の方向を掴むように教えます。まず、救いの恵みを思い出させています。エジプトの奴隷として救われる道がなかったイスラエルの民は、神様の力でエジプトから出てきました。彼らは皆、雲と紅海でバプテスマを受けた聖なる民となりました。彼らは皆、神様の恵みによって霊的な食べ物であるマナを食べ、霊的な飲み物である岩から出た水を飲みました。イスラエルの民のように、コリントの聖徒たちも、イエス様の肉を食べ、血を飲むことによって罪の赦しを受け、永遠の命を味わいました。

驚くばかりの救いの恵みを体験したイスラエルの民は、神様の民として聖なる生き方をしなければなりませんでした。しかし、彼らの多くは、神様が喜ばれる生き方をせず、荒野で滅ぼされました。どんな罪を犯して失敗しましたか。第一は、偶像崇拝です。第二は、姦淫です。第三は、主を試みた罪です。彼らは荒野でエドム人のことでいくつかの道を戻ったり迂回しなければならなかったりして(民20、21章)、神様の力を疑うようになり、モーセを恨みました。第四は、不平を言う罪です。イスラエルの民が荒野40年の間に繰り返して犯した罪が不平です。彼らは少しつらくなると、指導者のせいにし、神様を恨みました。このような罪によって荒野での40年の間に、ヨシュアとカレブを除いて皆死んでしまいました。こうした歴史を通して、私たちは何を学ばなければならないのでしょうか。立っていると思う者は、倒れないように気をつけなければならないことが分かります。一度の勝利が永遠の勝利ではなく、いつも謙遜に神様のみ頼って信仰によって生きるべきです。神様は私たちを耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。私たちは、偶像崇拝してはいけません。姦淫してはいけません。困難があっても、主を試みてはいけません。どんな状況の中でも、神様に固く頼って感謝すべきです。



適用: 立っていると思いますか

一言: 気をつけなさい

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧