□7月23日(金)


もはやふたりではなく一体


マタイの福音書19:1-15(6)

日毎の糧

イエス様がユダヤ地方に入られたとき、パリサイ人たちが来てイエス様を試みて質問しました。「何か理由があれば、妻を離縁することは律法にかなっているでしょうか。」当時も離婚の問題は社会の熱い争点の一つでした。彼らの質問にイエス様は論争する代わりに、聖書にある結婚の真理について答えられました。創造者であられる神様は、はじめの時から「男と女に彼らを創造され」ました。これは初めから結婚を念頭に置かれたということです。結婚は「男がその父母を離れ、その妻と結ばれ、二人は一体となる」という、神秘であり聖なる結びつきです。ですから、「神様が結び合わせたものを人が引き離してはなりません。」と、イエス様ははっきりと離婚を否定されました。

 人々はイエス様の御言葉を聞いて、「それでは、なぜモーセは離縁状を渡して妻を離縁せよと命じたのですか。」とやり返しました。モーセが離縁状を渡して妻と離縁するようにしたのは、離婚を奨励したのではなく、その民の心の頑なさのためでした。また弱い女性の人権を擁護するためでした。唯一離婚出来るのは淫行の場合だけです。淫らな行いの理由以外で自分の妻を離縁し、別の女を妻とする者は、姦淫の罪を犯すことになります。今日、離婚が急増しています。離婚は当事者だけでなく、子供たちと周囲の人々にも大きな傷を与えます。人々が容易に離婚し、そのために不幸になるのは、聖書にある結婚の真理を知らないからです。結婚は、情欲や便宜のために人為的に造られた制度ではなく、神様が創設された聖なる男女間の結びつきです。聖書的な結婚の真理を知るとき、幸せな家庭を築き、幸せな家庭生活を営んで行くことができます。



適用:なぜ離婚を否定しますか

一言:ふたりは一体

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧