□8月6日(金)


あなたの燃える怒りを収め


出エジプト記32:1-14(12)

日毎の糧

 モーセが山から下りて来るのが遅いと、民たちは不安になりました。彼らは誰かに頼りたい、と願っていました。彼らはアロンをそそのかして、自分たちを導く神を作れ、と言いました。アロンは金の耳輪を集めて、金の子牛を作りました。その子牛がエジプトの地から導き出した自分たちの神だと、公布しました。これは、事実と違うだけではなく、神様が下さった戒めの御言葉に正面から衝突することでした(20:2-4)。彼らは金の子牛の前に、全焼のいけにえと交わりのいけにえとを供え、戯れました。彼らは神様と結んだ契約を破り、金の子牛、偶像と契約を結ぶことで、霊的な姦淫を犯しました。彼らは神様の恵みを知らない者であり、ひどく腐敗した人々です。うなじの固い民です。神様は、すぐに彼らに怒りをくだす、と言われました。その代わりに、モーセに「大いなる国民」とする、と言われました。今、イスラエルは滅亡の危機に処せられていました。神様は、奴隷生活から救ってくださる恵みの神様ですが、同時に、罪は必ずさばかれる、正義の神様です。

 モーセはすぐに、とりなしの祈りをささげました。モーセは、この民が神様と契約を交わした「主の民」であるという事実を強調しました。モーセ自身を通して、新しい民族をなす代わりに、「アブラハムとイサクとヤコブに与えられた約束」を守ってください、と求めました。モーセは自分の有益を求めることより、神様とイスラエルの民との間の契約関係の回復のために、切なる思いで祈りました。モーセの切なるとりなしの祈りを聞かれた神様は、ついに思い直されて、怒りをくだされませんでした。この時代も、罪によって神様の怒りを受けるしかありません。私たちはモーセのように神様と民たちの間を仲介し、切にとりなしの祈りをささげなければなりません。



適用:滅亡していく兄弟たちのためにできることは何か

一言:とりなしの祈り

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧