□9月17日(金)


葉があるだけの信仰生活


マタイの福音書21:12-22(19)

日毎の糧

 イエス様はエルサレムに入城した後、まず宮に入られました。そして、宮の中で売り買いしている者たちをみな追い出し、両替人の台や、鳩を売る者たちの腰掛けを倒されました。その理由は、祈りの家であるべき宮を、彼らが強盗の巣にしていたからです。宮の本質は、祈りの家として神様の臨在を経験するところにあります。ところが、それが無視され、商人たちと祭司長たちが自分たちの利益を求める強盗の巣になってしまいました。これがイスラエルの霊的な実態でした。

祭司長たちや律法学者たちは、イエス様がなさったいろいろな驚くべきことを見て、また宮の中で子供たちが「ダビデの子ホサナ」と叫んでいるのを見て腹を立てました。彼らは葉があるだけで、ほかには何も無いいちじくの木のようでした。イエス様は翌日の朝早く、都に帰る途中、葉があるだけで、ほかには何も無いいちじくの木を呪われました。「今後いつまでも、おまえの実はならないように。」すると、たちまちいちじくの木は枯れてしまいました。このようにイスラエルはすぐに枯れてしまうでしょう。みごとな宮の建物と神殿文化は健在でしたが、さばきを受けることになります。イエス様は私たちにも実を求められます。見た目だけの信仰生活をするとき、呪いを避けることはできません。



適用:実がありますか

一言:葉があるだけではいけない

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧