□9月21日(火)


カエサルのもの、神のもの


マタイの福音書22:15-22(21)

日毎の糧

パリサイ人たちの弟子たちとヘロデ党の者たちが一緒にイエス様に尋ねて来ました。彼らはイエス様にカエサルへ税金を納めることが律法にかなっているのか、かなっていないのかを尋ねました。当時ローマ政府はイスラエルの民を軍隊に徴集しない代わりにたくさんの税金を徴収しました。そのため、イスラエルの民は重い税金に苦しめられていました。そのような状況下、ローマ皇帝カエサルに税金を納めることは正しいとイエス様が言われるなら、民からの非難は避けられないでしょう。反対に、税金を納めることは正しくないと言われるなら、ヘロデ党の者たちがイエス様をローマ政府に訴えることでしょう。イエス様は、彼らの悪意を見抜いておられました。彼らがイエス様を試していることも分かっておられました。イエス様は彼らに税として納めるお金を見せなさいと言われました。彼らの持ってきたデナリ銀貨を指して、「これは誰の肖像と銘ですか。」とイエス様は聞かれました。そのデナリ銀貨にはカエサル皇帝の肖像とともに「神々の子カエサル・ティベリウス」と書かれていました。彼らは「カエサルのです」と答えました。その時イエス様は「それなら、カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい。」と言われました。イスラエルはローマ政府に対しても税金を納めなければなりません。なぜならローマ政府を建てて権力を与えた方が神様だからです。しかし、何よりもイスラエルは神様に従順でなければなりません。神様は世のすべての権威を持っておられる方として、私たちが真の敬拝と従順を献げるべき唯一のお方です。



適用:果たすべき責任を知っていますか

一言:カエサルに、神様に

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧