□10月21日(木)


真理を明らかにすることで


コリント人への手紙第二4:1-6(2)

日毎の糧

 新しい契約のしもべとなったパウロは、どんな姿勢で務めを担いましたか。まず、彼は神様のあわれみによってこの務めを受けたことを知っていたので、どんな苦難の中でも落胆しませんでした。パウロは、恥となるような隠し事を捨て、きよい生活をしました。又、偽教師たちのように、羊たちを自分の側に付かせるために騙したりしませんでした。彼はいつも透明で、真実に羊の救いの為に仕えました。彼は神様の御言葉を曲げず真理だけを明らかにしました。霊知主義たちはギリシャ哲学を御言葉に混ぜ、律法主義たちは律法を混ぜて教え、世俗主義たちは世俗の価値観を混ぜて教えました。しかし、パウロはただ十字架の福音だけを単純に教えました。このように真理を明らかにすることで、神様の御前で自分自身をすべての人の良心に推薦しています。

パウロが福音を宣べ伝えても、受け入れないで滅びの道をそのまま進もうとする人々もいました。それは、滅び行く人々に対して覆いが掛かっているからでした。この世の神、つまりサタンが信じない者たちの思いを暗くし、神様のかたちであるキリストの栄光に関わる福音の光を、輝かせないようにしたからです。私たちは、このサタンの働きに対して、祈る必要があります。サタンはあらゆる策略を立てて福音宣教を攻撃してくるので、私たちは神のすべての武具を身に着け、堅くたたなければなりません(エペソ6:11)。

パウロは福音のみを伝え、自分自身を伝えませんでした。彼は只、主なるイエス・キリストだけを宣べ伝えました。又、イエス様の為に、人々のしもべとなりました。しもべというのは、人々が注目するような存在ではありません。パウロは、人々が自分ではなく福音に集中するように、キリストを見ることに集中するようにしました。



適用:御言葉を曲げてはいませんか

一言:ただ真理だけを

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧