□11月29日(月)


そのようにして平等になるのです


コリント人への手紙第二8:10-24(14)

日毎の糧

 コリント教会の聖徒は一年前からエルサレム教会への救済献金を集めていましたが、まだ終わっていませんでした。パウロはそれをやり遂げなさいと言います。持っているものでやり遂げられます。喜んでする思いがあるなら、応じられるからです。持っていないのに無理にすることではありません。救済献金には「平等になるように」という聖書的な精神が込められています。今彼らのゆとりがエルサレム教会の聖徒たちの不足を補うことは、いずれエルサレム教会の聖徒たちのゆとりが彼らの不足を補うことになります。このように助け合うことで、互いに不足なく平等になるのです。世の中には常に富む者と貧しい者がいます。それぞれ能力が違い、いる場所も、仕事も違うからです。教会の中にも、富んでいる者もいれば、貧しい者もいます。教会と言う共同体の中でも、ある部分はゆとりがあれば、あるところは不足しています。国も、ゆとりがある国もあれば、飢餓に苦しむ国もあります。神様のみこころは何でしょうか。ゆとりのある者が困難な者の不足を補うことです。これが救済です。救済を通して平等になるのが神様のみこころであり、そこに愛が流れます。ですから自分のことだけを考えていてはいけません。他人のことを考えるべきです。わたしのゆとりを不足している人に補ってゆくのです。



適用:救済を実践していますか

一言:平等に

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧