□6月24日(金)


私は暁を呼び覚まそう


詩篇108:1-13(1,2)

日毎の糧

 ダビデはその生涯において、数多くの苦難を経験しました。サウロから逃れて逃亡生活をし、多くの敵たちと戦わなければなりませんでした。しかしダビデは、彼の心が神様に向かって揺るぎませんと告白しています。彼は暁を呼び覚まして、神様に感謝し、主をほめ歌うと告白しています。夜明けは一日の中で、初めの一番静かで清らかな時間です。そのような貴重な時間を神様に心を定めて、心を尽くして神様を賛美するのに使いたいということです。今日も救いの新しい一日を開いてくださる神様を高くあがめて賛美をささげながら一日を始めるということです。ダビデは、自分とイスラエルになされた主の慈しみとまことを深く体験し、確信していました。そして今神様が天の上にまで高められ、神様の栄光が全地であがめられますように祈っています。ギルアデとマナセが神様のものであり、エフライムは神様の頭のかぶとであり、ユダは神様の王笏だと主は言われました(8)。これは、南ユダと北イスラエルのすべての部族が、神様に大事に所有され、主の栄光を現す対象であるということです。それに比べてモアブは足を洗うたらい、エドムは履物を投げる下駄箱だと言われ、ペリシテの上で主は勝ちどきを上げると言われました(9)。すなわち現在イスラエルにとって大きな脅威となっている異邦の国々が、神様の御前では足を洗うたらいに過ぎず、神様を尊ぶ手段に過ぎないのです。人による救いはむなしいものですから、神様にのみ頼って力ある働きをしようとしています。



適用:試練の中で心を定めてやるべきことは何ですか

一言:暁を呼び覚まして感謝し賛美せよ

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧