□6月29日(火)


身を低くして天と地をご覧になる


詩篇113:1-9(6)

日毎の糧

この113篇と続く114篇は、当時、過越しの祭りの食前に歌われたとされています。この詩篇のテーマは、主のご支配が地の隅々まで及んでおり、どんな小さな者をも神はご覧になっている、というものです。それで作者は、主のしもべたちに、主の御名をほめたたえよ、と呼びかけています。今よりとこしえまで主の御名がほめたたえられるように、と賛美しています。日の昇るところから日の沈むところまで、主の御名はほめたたえられるのにふさわしいです。主はすべての国々の上に高くおられ、その栄光は天より高いです。主、私たちの神様のような方は他にはいません。

 9節の「子のいない女を、子を持って喜ぶ母と…」は、ハンナを歌っている言葉だと言われています。ハンナは、長い間不妊に悩みましたが、その苦悩の中から立ち上がって主に祈り求めるようになりました(Ⅰサムエル1:9,10)。神様はハンナの祈りにこたえ、男の子を与えてくださいました。私たちの神様は、このようなお方です。主である神様が私たちをご覧になり、私たちを引き上げ、私たちを楽しませてくださいます。いと高き所におられますが、ご自分を低くされ、天と地をご覧になり、弱い者をちりから起こし、貧しい者たちをあくたから引き上げてくださいます。主である神様を心から賛美します。



適用:私たちの神様はどんなお方ですか

一言:ご自分を低くしてご覧になられる方

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧