□9月27日 (火)


主の復讐の日


イザヤ書34:1-17(8)

日毎の糧

主を無視して傲慢に行った国は、時が来れば主の裁きを受けるようになります。主はエドムを裁かれます。主の報復によって「エドムの川はピッチ」に、「その地は燃えるピッチ」になります(9)。ピッチとは、コールタールなどを蒸留した後に残る黒褐色の粘質物で、ここではエドムが完全に廃墟となった姿を表しています。エドムは、神の民イスラエルを支配していた国ですが、神の民に敵対し、イスラエルを迫害する国を代表しています。主は神の民を苦しめて迫害する者たちを裁かれるのです。「それは主の復讐の日であり、シオンの訴えのために仇を返す年だからだ。」と主は言われます(8)。主は復讐する方です。主は、人が自分で復讐することを喜びません。時になると、主ご自身が正しく裁かれます。

復讐してくださる神様を信じないなら、私たちは憎しみを持ち続けて苦しくなるしかありません。また、正しく生きてゆく人生に疑いを持ち、悪人の繁栄をうらやましく思うようになります。そうすると、私たちの心にも悪が入ってきます。しかし、神様の誠実な子供たちは、主の復讐を信じているので、自分で復讐しようとはしません。天におられ、正しく裁かれる裁判官である主の御前に出て行き、訴えます。裁きを主に委ねて赦し、忍耐します。エドムは、聖書の予言どおり、神様の裁きを受けました。神様の審判は遅いと思われる時もありますが、時になれば必ず実現されます。



祈り:主よ、私が悔しい思いをした時、相手や状況から目を離し、主を見上げるように助けてください。神が私の味方であるなら、私は何も恐れることがありません。主よ、感謝します。

一言:復讐する主

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧