□11月26日(土)


多くの人を義とし、咎を負う


イザヤ書52:13-53:12(53:11)

日毎の糧

本文は、苦難を受けるしもべ、イエス・キリストに関する御言葉です。イエス様のキリストとしての姿と救い主としての働きについて預言しています。

イエス様は、私達の身代わりとなって苦難を受けられました。イエス様は、神様の御子であられましたが、この世に来られる時、貧しい大工の息子として来られ、しかも家畜用の飼い葉おけに寝かされるようなみすぼらしい場所でお生まれになりました。社会的に認められるようなものは、何一つもありませんでした。2節の預言のとおりに、「彼には見るべき姿も輝きもなく、私たちが慕うような見栄えもない」人となりました。人々はこのようなイエス様を蔑み、のけ者にし、十字架に釘付けにしました。彼は刺し通され、砕かれました。懲らしめられ、鞭に打たれました。彼は、なぜこのような苦難を受けるのでしょうか。何か大きな過ちでも犯したからでしょうか。いいえ。私たちの咎のためです。私達の背きの罪のためです。私達に平安をもたらすためです。私達に癒しをもたらすためです。私たちを義とするためです。義とされるとは、神様の基準で正しいとされることです。義人は、罪を一度も犯したことがない全き人のように、何の負い目もなく、堂々と神様の前に立つことができるのです。イエス様は、苦難を通して私達の身分を罪人から義人に変えて下さいました。このイエス様による救いの恵みは、イエス様の成して下さったことを信じることによって、初めて受け取ることができます。イエス様による救いと癒しと平安は、自分の行いによってではなく、信仰によって受け取るものです。



祈り:私の罪と咎のために苦難を受けられた主イエスの恵みを、自分の善い行いで受け取ろうとしていたことを悔い改めます。ただ信仰によって受け取ります。私を義としてくださり、感謝します。

一言:私の罪と咎のため

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧