□11月30日(水)


道を整えよ


イザヤ書 56:9-57:21(57:14)

日毎の糧

イスラエルの見張り人(10)、つまり霊的指導者たちは、みな目が見えず、知ることがない人のようです。彼らはイスラエルの政治的指導者でもあり、イスラエルの危機について警告し、悔い改めを促すべきでした。しかし、みな、自分勝手な道に向かい、ひとり残らず自分の利得に向かって行く貪欲な犬のようでした。彼らは義人が滅びても心に留めることはなく、誠実な人が取り去られても、心を向けませんでした。一方、イスラエルには偶像崇拝が蔓延していました。彼らは、身を焦がし、谷や、岩の裂け目で子どもをほふったりもしました。そんな彼らは、性的にも堕落しました。彼らは主を思い出さず、心にも留めず、恐れませんでした。このように生きる人たちは、外から見ると、この世で楽しそうに生きているように見えます。しかし、実は夜も眠れず、不安に苦しめられています。そのような悪しき者たちに向かって、主は、なんと言われたでしょうか。「盛り上げよ。土を盛り上げて、道を整えよ。わたしの民の道から、つまずきを取り除け。(14)」と言われます。草むらの道のような石ころだらけのでこぼこ道ではありません。盛り土を盛って、しっかりと舗装された高速道路のように平らで、障害物のない道を整えるように言われました。では、どうしたらこのような道を整えることができるのでしょうか。イエス様は、「わたしが道であり…わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことができません」と言われました(ヨハネ14:6)。私たちが、イエス様を受け入れるなら、イエス様が、私たちの聖なる道となってくださり(35:8)、父なる神様と交わる、へりくだった、砕かれた生き方に導いて下さいます。この道は、贖われた者たちだけが歩める道です(35:9)。その道は、他のどんな道よりも確かであり、真実であり、いのちに至る道です。イエス様の道を歩むなら、私たちの荒れた人生は整えられていきます。この世が与える人生とは比べものになりません。



祈り:イエス様なしには、荒れ狂う海のような人生を歩むしかありませんでした。私とともに住んでくださり、いのちに満ちた人生を与えてくださり、感謝します。

一言:イエス様が道です

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧