□12月4日(主日)


わたしの喜びは彼女にある、あなたの国は夫のある国


イザヤ書 61:1-62:12(61:1,62:4)

日毎の糧

神である主の霊が注がれ、遣わされた主のしもべがおられます。主のしもべは貧しい者に良い知らせを伝えます。貧しい者にとって良い知らせとは、主がその者を豊かにするという知らせです。また、主のしもべは心の傷ついた者の悩みと痛みを癒します。戦争で捕虜となった人や借金で奴隷になった人のために、身代金を支払い、その人に自由を与えます。罪と咎によって牢に入れられた人を悔い改めさせます。また、「主の恵みの年」と「神の復讐の日」を告げ、すべての悲しむ者を慰めます。主の恵みの年とは、安息年のことです。安息年には、土地と人を元の主人に返すのです。主のしもべは、シオンの悲しむ者たちに、灰の代わりに頭の飾りを、悲しみの代わりに喜びの油を、憂いの心の代わりに賛美の外套を着けさせてくださいます。主のしもべがこのようなことをなさる理由は、何でしょうか。主の民によって、主の栄光を表すためです。主のしもべはさまざまな問題で主の栄光になれない人々を起き上がらせ、癒し、自由にし、慰めることで、神である主に栄光を帰す人として回復させてくださいます。この主のしもべとは、メシヤすなわちイエス様のことです。

62章はバビロンに捕虜となった人々へのメッセージです。人々は、彼らのことを「見捨てられた」者と呼びました(4a)。ところが、主は、彼らが主の手にある輝かしい冠となると言われます(3)。その彼らのために、その義が朝日のように光を放ち、その救いがたいまつのように燃えるまで働くと言われました。そして、失敗の者、見捨てられた者と呼ばれるのではなく、主の口が名づける新しい名で呼ばれると約束されました(1,2)。その新しい名は何でしょうか。「わたしの喜びは彼女にある」「あなたの国は夫のある国」。世の人々になんと言われようが、なんと呼ばれようが、聖書ははっきりと宣言しています。あなたは私の喜び、あなたは私の花嫁である。主の日に、彼らは、人々に贖われた者と呼ばれ、主の花嫁と呼ばれます。



祈り:主よ、私たちを救ってくださり、感謝します。人がなんと言おうと、私が主に愛され、主に喜ばれている者であることを信じるように助けて下さい。

一言:あなたはわたしの喜び、あなたはわたしの花嫁

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧