□12月6日(火)


新しい天と新しい地を創造する神様


イザヤ書 65:1-25(17)

日毎の糧

65章は、エルサレムの滅亡をご覧になったのに、なぜ沈黙しておられるのかという抗議(64章)に対する、主の答えです。すなわち、イスラエルに対する主の裁きは当然ながらも、残された者を救ってくださるという主の約束です。主は、反逆の民、自分の思いに従って良くない道を歩む者たちに、一日中、御手を差し伸べました。しかし、それでも彼らは主に逆らいました。彼らは、主の忌み嫌う偶像崇拝をしながらも、人々に対しては、自分に近寄るな、自分は人々より聖なる者だと言いました。主はこのようなイスラエルに、黙っておられません。必ず彼らの懐に報いられます。しかし、すべてのイスラエルを裁かれず、主のしもべたちのため、ヤコブとユダのために、残された者を救って下さいます。彼らは、約束の地を所有するようになり、そこは羊の群れの牧場となります。主のしもべたちは、食べ、飲み、喜び歌いますが、悪者たちは飢え、渇き、恥を見、心の痛みによって叫び、たましいの傷によって泣きわめきます。

主はご自分の民のために、喜びと平和との新しい天と新しい地を創造されます。エルサレムを創造して、喜びとします。そのとき、過去の艱難は思い出されず、心に湧き上がることもありません。主の民たちは、永遠に楽しみ、そこにはもう、泣き声も叫び声も聞かれません。すべての人が、みな長く生きるようになり、自分で家を建てて住み、自分の手で作った物を他人に食べられてしまうことなく、自分で存分に食べます。彼らはむだに労することもなく、彼らの子とともに、主に祝福され、ともに生きるのです。彼らが呼ばないうちに主は答え、彼らがまだ語っているうちに主は聞いてくださいます。狼と子羊は共に草をはみ、獅子は牛のようにわらを食い、蛇はちりをその食べ物とし、主の聖なる山のどこにおいても、これらは害を加えません。イザヤが待ち望んだその国が訪れます。その国は、公正と正義の王であるメシヤが来られるとき、成し遂げられます。



祈り:主よ、反逆的なこの時代を生きる中で、信仰を最後まで守り、新しい天と新しい地に対する望みを忘れないように助けてください。

一言:神様の御国に対する生ける望み

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧