□12月8日(木)


ネヘミヤの祈り


ネヘミヤ記1:1-11(6,7)

日毎の糧

 ハカルヤの子ネヘミヤは、バシャの王の献酌官でした。彼が、アルタシャスタ王の第二十年のキスレウの月に、バシャの首都スサンの宮にいた時、ハナニなどのユダの人々がやって来ました。ネヘミヤは彼らに、捕虜として連れて来られなかったユダヤ人とエルサレムの人々の現状を聞きましたが、残っている人々が非常な困難の中にあり、そしりを受け、エルサレムの城壁はくずされ、その門は火で焼き払われたことを知りました。それで、ネヘミヤは泣いて、数日の間、喪に服し、神様の御前に断食をして、祈りました。彼は、憐れみを施される主に、イスラエルの子孫たちのために、昼も夜も祈りました。彼は、自分と自分の父の家が罪を犯し、御言葉を守らなかったと告白しました。主の民が神様に立ち帰り、戒めを守り行うなら、その散らされた人々を集め、連れて来るという約束の御言葉を思い起こしてくださることを求めました。イスラエルが原点に立ち返り、偉大な力と力強い御手を持って贖い出された主の民として、彼らを憐れんでくださることを、願い求めました。

 ネヘミヤは、同族が悲惨な状態に処せられていた時、彼らを非難する心を持ちませんでした。むしろ、それを自分の罪の問題として、受け入れました。自分と自分の家が神様に罪を犯した、と言って、悔い改めました。そして、神様の民を憐れんでくださるように、と昼も夜も祈りました。私たちは、国と民族のために、まず自分の罪の問題を悔い改め、憐れみの神様に祈らなければなりません。自分の国の民が悔い改め、神様の御言葉を守り行う時、私たちに、再び、望みがあります。



祈り:父なる神様。心を開いて、今日の主の教会の状態を見ることができるようにお助けください。主の民のために祈ることができるように助けてください。

一言:神はそのしもべの祈りをきいてくださる

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧