□12月9日(金)


エルサレムに行くネヘミヤ


ネヘミヤ記2:1-10(4,5)

日毎の糧

 アルタシャスタ王の第二十年のニサンの月に、ネヘミヤはお酒を差し上げるために王に会いました。王が見ると、以前とは違って、ネヘミヤは悲しい顔つきをしていました。王が尋ねると、ネヘミヤは、「私の先祖の墓がある都が廃墟となり、その門が日で焼き尽くされている」という知らせを聞いたからだと答えました。王はどのように助ければ良いのか、と尋ねた時、ネヘミヤはすぐには答えず、しばらく天の神様に祈りました。そして、自分をユダの地に送って、その街を再建させてくれるようにと頼みました。すると、王は、どのくらいの期間がかかるのか尋ねてから、旅することを許しました。ネヘミヤは、エルサレムまで行くために、通過する国の総督たちに通行許可証をもらえるよう手紙を書いて欲しいということと、必要な材木の調達を王に願いました。王が許可すると、ネヘミヤは、「わが神の恵みの御手が私の上にあったので、王はそれをかなえてくださった」と言いました。王は、さらに進んで、王の将校たちと、騎兵を送り、彼と同行させました。ネヘミヤは川の西側にいる総督たちに、王の手紙を託しました。サヌバラテとトビヤは、ネヘミヤが来たという知らせを聞いて、非常に不機嫌になりました。

 ネヘミヤはいつも祈る人でした。ことがうまく行くと、これは神様の助けによるものだと認める、霊的な人でした。彼は、実際の仕事においても、ぬかりがありませんでした。王に、自分が求めていることを具体的に話すことができ、旅行のためのビザの問題、宮と、城壁を再建する間の自分の住む家のための、木材を求めました。神様は、ネヘミヤのように祈る人、霊的に関心がある人、賢くて、緻密に準備する人を用いられます。



祈り:父なる神様、私たちがあなたに頼ることができるように教えてください。

一言:祈りで、緻密に用意しよう

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧