□12月10日(土)


天の神ご自身が成功させてくださる


ネヘミヤ記2:11-20(20)

日毎の糧

ネヘミヤはエルサレムに到着して、まず助けとなる人々を探しませんでした。彼は、エルサレムの城壁再建という、大事な使命の前に、祈りました。しかし祈りだけをしていたのではありません。三日目に城壁の下見をしました。宮の谷の門を通って、糞の門のところまで出て行き、調べました。エルサレムの城壁は崩され、その門は火で焼き尽きつくされていました。それで、流れを上って行き、城壁を調べてから、谷の門を通って戻りました。彼は漠然と民たちの苦しみを想像したのではなく、現場に行って、実際の状況を調べました。下見の後も、ユダヤ人の代表者たちに何も知らせませんでした。神様の御前に出て行って祈り、神様の時を待ちました。しばらくしてから、ユダヤ人の代表者たちに、「エルサレムは廃墟となり、その門は火で焼き払われたままだ。さあ、エルサレムの城壁を築き直し、もうこれ以上、屈辱を受けないようにしよう。」と言いました。彼は、なぜ城壁を建てなければならないのか、神様は自分をどのように導いて来られたのかを証ししました。彼の信仰と心情、神様の導きに対する客観的な説明を聞いた民たちは、心を一つにして喜び、神殿の再建のために、立ち上がりました。邪魔する者たちがあざ笑いましたが、ネヘミヤは、「天の神ご自身が私たちを成功させてくださる。」という確固たる信仰によって進んで行きました。

ネヘミヤは仕事をする前に、まず祈りました。現場を徹底的に下見しました。信仰によって、神様の御業を客観的に説明し、同労者たちを得ました。何より、敵の妨害工作にも関わらず、神様が成功させてくださる、という確信を持っていました。私たちがネヘミヤのように、霊的なリーダーシップを取ることができるように、祈ります。



祈り:父なる神様、あなたがどのように働いておられるかを知ることができるようにしてください。

一言:神様の御心を行うことに専念する

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧