□2月8日(水)


初物を持って参りました


申命記26:1-19(10)

日毎の糧

 イスラエルの民たちは、神様が祝福としてくださった相続地に入り、その地の収穫の初物を神様にささげなければなりません。エジプトで奴隷生活をしていた彼らを、神様が一方的な恵みによって救ってくださり、乳と密が流れるカナンの地に導いてくださったからです。初物を神様にささげることは、全ての祝福が神様によるものであることを認め、神様に感謝する真心の表現です。過去、私たちは罪に対し無力で、奴隷でした。ところが、神様が私たちを救って下さり、ご自分の子どもとして立てて下さり、霊的、肉的な祝福を与えて下さいました。神様に感謝して礼拝する時、自分の一番尊い物を持って、進み出て、献げなければなりません。その時、神様と深い愛の関係が結ばれます。神様がくださった祝福を弱い者と共に分け合う時、その喜びはさらにあふれるようになります。

 神様は所得の十分の一を取って、十分の一をすべて納めよと命じられます。その献げものは、生業を持たず、全面的に主の宮に仕える主のしもべたちと、助けが必要な者たちのために用いられるようになります。神様は、私たちがささげる献金をみなご覧になっています。そして、祝福を注いでくださいます。主の恵みに感謝して、積極的に初物と、十分の一をささげる生活は、主なる神様を私の神様として認める証しです。また、神様を愛し、神様に聞き従う具体的な心の表現です。その時神様は、私たちを宝のようにしてくださいます。私たちを全ての民族よりも優れたものとして、称賛と名声を得させ、主の聖なる民にしてくださいます。感謝し、信仰によって聞き従い、献身する者を神様は誇りに思われ、満ち溢れる祝福で、満たしてくださいます。祝福は、私が自分の力で積み上げるのではなく、聞き従う時、神様が上から注いでくださるものです。すべての良い贈り物、またすべての完全な賜物は、上からのものであり、光を造られた父から下って来るのです(ヤコ1:17) 。



祈り:主が貴いいのちを差し出して救われた私が、自分の初物を惜しむのではなく、ささげるように、神様を愛する証ができるようお助けください。

一言:祝福を降らしてください

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧