□12月8日(月)
あなたがたは助かります
使徒の働き27:27-44(34)
日毎の糧
パウロの一行が漂流してから十四日目になりました。真夜中に、水夫たちは船が陸地に近づいていることを知りました。水夫たちは、船が暗礁に乗り上げはしないかと心配し、錨を投げ下ろして夜が明けるのを待ちました。そしてこっそり小舟に乗って逃げようとしました。パウロはこれに気づいて百人隊長と兵士たちにこれを知らせ、防ぎました。また、パウロは2週間も何も食べなかった人々に、食べ物を食べるように勧めて、彼らに信仰を植えました。「あなたがたは助かります。頭から髪の毛一本失われることはありません。」彼がそう確信している理由は、神様から彼に与えられた約束に対する信仰があったからです(23,24)。神様の約束を信じる人は、パウロのように危機の時にも平安を保つことができます。
夜が明けると、入江が目に留まりました。そこに移動する途中、船が座礁してしまいました。さらに悪いことに、激しい波で船が壊れ始めました。すると兵士たちは、囚人が泳いで逃げてしまわないように殺そうとしました。パウロも囚人なので殺される危機に直面しました。しかし、この時、百人隊長がパウロを救うために、彼らの計画を制止しました。結局は船に乗っていた276人全員が無事に上陸できました。神様は、彼らの髪一筋も失われないようにされました。神様は荒波と暴風の中で約束された通りに、パウロの一行を保護されました。パウロは囚人の身です。しかし彼は船長や百人隊長よりも落ち着いて責任を持ってリーダーとしての役割を果たしました。彼は絶望する者に希望を与え、危機の中で信仰の中心を守りました。パウロがこのように振る舞えたのは、神様を信頼していたからです。神様の約束を堅く掴み、神様の救いを確信している人は、絶望の中でも人々に希望を与え、命を生かすことができます。
祈り:主よ、どんな危機の中でも、主の約束を信じて平安を保ったパウロのように、私もあなたを信じ続ける者でありますように。そして、恐れる人々に希望を伝える主の器として用いてください。
一言:神の約束を信じる者は、嵐の中でも人を生かす希望の源となる
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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