2021ナホム書第3講(♪449)
癒えなくなる前に主に立ち返ろう
御言葉/ナホム書3:1-19
要 節/ナホム書3:19「おまえの傷は癒えることがなく、打ち傷は癒やしがたい。おまえのうわさを聞く者はみな、おまえのことで手をたたく。おまえの絶え間ない悪事が及ばなかった者がいるだろうか。」
1.アッシリアの首都ニネベはどんな町だったのでしょうか(1)。当時、繁栄を極めたニネベが、なぜわざわいを受けるようになるのですか(1b)。その町が滅ぼされる壮絶な姿が、どのように描写されていますか(2-3)。
2.この町が災いを受けるようになった、もう一つの理由は何ですか(4)。万軍の主のことばによると、ニネベの町はどんな辱めを受けるようになりますか(5-7)。
3.エジプトのナイル川のほとりには、どんな町がありましたか(8-9)。しかしそのような町も、結局はどうなりますか(10,11)。「おまえはテーベよりもすぐれているのか」(8)ということばから、何を読み取ることができるのでしょうか。
4.ニネベの民たちは町をどのようにつくりましたか(12a)。しかし、あれだけ万全を期して作った町が陥落していく様子を、ナホムはどのように風刺していますか(12-15)。「強固さ」と「多さ」を誇ったニネベの滅亡から、何を学ぶことができるのでしょうか。
5.ナホムはニネベの姿を何にたとえていますか(16,17)。天下に号令していたアッシリアの王は、どのような最期を迎えますか(18,19)。ニネべの滅亡に、人々はどのように反応しますか(19b)。どうすれば、傷は癒え、打ち傷は癒されるのでしょうか(イザ53:5;ホセ6:1-3)。
* 「テーベ」は「ノ・アモン(〈アモン神の市〉の意;エジプトの主神」(新改訳第3版)とも言う。現在はカイロから南へ約530km、ナイル川上流にある「ルクソール(Luxor)」の都市である。古代エジプト語ではワセト(Waset)と呼ばれ、エジプト中王国から新王国時代にまで、約1000年間エジプトの首都として繁栄を極めた、政治・宗教・軍事的な主要の都であった。紀元前7世紀から紀元前29年にわたって、アッシリアとバビロン、そしてペルシアの侵略によって衰退していき、最終的にはローマ帝国によって滅亡したのである。