□12月13日(金)
わたしの顔を彼らから隠すことはない
エゼキエル書39:1-29(29)
聖書本文
39:1 「人の子よ、あなたはゴグに向かって預言せよ。『【神】である主はこう言われる。メシェクとトバルの大首長であるゴグよ、わたしはおまえを敵とする。
39:2 わたしはおまえを引き回し、おまえを駆りたて、北の果てから上らせ、イスラエルの山々に連れて来る。
39:3 おまえの左の手から弓をたたき落とし、右の手から矢を落とす。
39:4 おまえと、おまえのすべての部隊、おまえとともにいる国々の民は、イスラエルの山々に倒れ、わたしはおまえをあらゆる種類の猛禽や野獣の餌食とする。
39:5 おまえは野に倒れる。わたしがこれを語るからだ──【神】である主のことば──。
39:6 わたしはマゴグと、島々に安住している者たちに火を放つ。彼らは、わたしが【主】であることを知る。
39:7 わたしは、わたしの聖なる名をわたしの民イスラエルの中に告げ知らせ、二度とわたしの聖なる名を汚させない。諸国の民は、わたしが【主】であり、イスラエルの聖なる者であることを知る。
39:8 今、それは来て、成就する──【神】である主のことば──。それは、わたしが語ってきた日である。
39:9 イスラエルの町々の住民は出て来て、武器、すなわち、盾と大盾、弓と矢、手槍と槍を燃やし、それらで火をおこす。彼らは、七年間それらで火を燃やす。
39:10 彼らは野から薪を運んだり、森から木を切り出したりする必要はない。武器で火を燃やすからだ。彼らは略奪した者たちから略奪し、かすめ奪った者たちからかすめ奪う──【神】である主のことば。
39:11 その日、わたしは、イスラエルのうちに、ゴグのために墓場となる場所を設ける。それは、海の東にある去りゆく者たちのための谷である。そこは通行人の道をふさぐ。そこにゴグと、その大軍すべてが埋められ、そこはハモン・ゴグの谷と呼ばれる。
39:12 七か月間、イスラエルの家は、その地をきよめるために彼らを埋め続ける。
39:13 その国のすべての民が埋める。こうして、わたしの栄光が現されるとき、そのことは彼らにとって名誉となる──【神】である主のことば──。
39:14 すなわち、選り分けられた特定の人々が地を巡り歩き、去りゆく者たち、地の面に取り残されている者たちを埋めて、その地をきよめる。彼らは七か月の終わりまで探し回る。
39:15 巡り歩く者たちは地を巡り歩き、人間の骨を見ると、埋める者たちがそれをハモン・ゴグの谷に埋めるまで、そのそばに標識を立てておく。
39:16 そこの町の名はハモナとも言われる。こうして彼らは地をきよめる。』
39:17 人の子よ、【神】である主はこう言う。あらゆる種類の鳥と、あらゆる野の生き物に言え。『集まって来い。わたしがおまえたちのために屠るわたしのいけにえに、イスラエルの山々の上での大いなる祝宴に、四方から集まれ。おまえたちはその肉を食べ、その血を飲め。
39:18 勇士たちの肉を食べ、地の君主たちの血を飲め。雄羊、子羊、雄やぎ、雄牛、それらはすべてバシャンの肥えたものだ。
39:19 わたしがおまえたちのために屠ったいけにえの中から、脂肪をたらふく食べ、その血を酔うほど飲むがよい。
39:20 おまえたちはわたしの食卓で、馬や騎手、勇士やすべての戦士をたらふく食べる──【神】である主のことば。』
39:21 わたしが国々の間にわたしの栄光を現すとき、国々の民はみな、わたしが行ったわたしのさばきと、わたしが彼らの上に置いたわたしの手を見る。
39:22 その日以降、イスラエルの家は、わたしが彼らの神、【主】であることを知る。
39:23 国々の民は、イスラエルの家がわたしの信頼を裏切った咎のゆえに捕らえ移され、わたしが彼らから顔を隠したこと、また彼らを敵の手に渡したゆえに、彼らがみな剣に倒れたことを知る。
39:24 わたしは彼らの汚れと背きに応じて彼らを罰し、わたしの顔を彼らから隠した。」
39:25 それゆえ、【神】である主はこう言われる。「今、わたしはヤコブを回復させ、イスラエルの全家をあわれむ。これは、わが聖なる名への、わたしのねたみによる。
39:26 彼らが自分たちの地に、だれにも脅かされずに安らかに住むとき、彼らは自らの恥辱と、わたしに対するすべての不信との責めを負う。
39:27 わたしが彼らを諸国の民の間から帰らせ、彼らの敵の地から集めるとき、多くの国々が見ている前で、わたしは彼らのうちにわたしが聖であることを示す。
39:28 わたしは彼らを国々に引いて行かせたが、また彼らを彼らの地に集め、もう国々には一人も残さない。このとき彼らは、わたしが彼らの神、【主】であることを知る。
39:29 わたしは二度と、わたしの顔を彼らから隠すことはない。わたしの霊をイスラエルの家の上に注ぐからである──【神】である主のことば。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
38章に続き、ゴグの滅亡を言います。神様に敵対したゴグの軍隊は、徹底して裁かれます。その日は神様の栄光が現される時です。神様はマゴグと、島々に安住している者たちとに火を放ち、彼らは、神様が主であり、イスラエルの聖なる者であることを知るようになります。その時、イスラエル人は七年間、多くの武器で火を燃やします。その日、ゴグと、そのすべての群集が埋められ、あらゆる鳥と、あらゆる獣のえじきとなります。
神様はこのような裁きを通して諸国の民の間に神様の栄光を現されます(21)。それだけではなく、神様はイスラエルの民に二つのことを悟らせてくださいます。第一に、神である主が彼らの神、「主であることを知」るようになります(22)。ここで「知る」とは、ゴグに対する神様の裁きを目撃することを通して体得する、悟る、という意味です。第二に、イスラエルの民が神様の「信頼を裏切った咎のゆえに捕らえ移され」たこと、それから、神様が「彼らから顔を隠し」、「彼らを敵の手に渡した」ので、「彼らがみな剣に倒れたことを知る」ようになります(23)。彼らの偶像崇拝と汚れた罪をそれ以上見ることができなくなって、神様は顔を隠されました。信仰生活は神様の顔を求めて神様が与えてくださる限りない憐れみと恵みによって生きることです。神様のみ顔を求める生活とは、神様を人格的に知って交わりを持ち、神様に喜ばれる聖なる生活をすることです。そのような生活をするなら、神様は熱心にヤコブの繁栄を元どおりにされ、イスラエルの全家を哀れんでくださいます(25,27)。二度と顔を彼らから隠さず、約束した聖霊を注いでくださいます(29)。ですから、誠実に主の御顔を求める生活をしなければなりません。
祈り:父なる神様、あなたの御顔を仰ぎ見ることができる恵みを感謝します。私があなたと更に親しく交わり、更に人格的に出会っていけるようにお導きください。
一言:主の聖なる御顔を、今日も仰ぎ見ます
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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