聖書別日ごとの糧   >>   エペソ[2022]

2022年 08月 18日 (木)

エペソ人への手紙5:1-14(14)
起き上がれ

 信じる者は神様に愛されている子どもです(1)。私たち子どもは、父なる神様に倣う者とならなければなりません。また、キリストが私たちを愛してくださったように、愛のうちに歩みなさいと勧めています。イエス様は私たちを愛して、十字架でご自分を捨てるまでの犠牲を払ってくださいました。イエス様は私たちのために、ご自分を神へのいけにえとし、芳ばしい香りを献げてくださいました。その愛によって、私たちは罪の裁きから救われるようになりました。愛には犠牲が伴います。北九州で生活困窮者支援をしている牧師の奥田先生は、「愛するとはその人のために傷つくことだ」とおっしゃっています。いつの間にか他人のために傷つくことを「損」だと思うようになった私たちを、イエス様の十字架は問うている、ともおっしゃいました*。信じる者の真の愛は、相手の足りなさを覆います。信じる者はキリストの愛を受けて、傷つけられても愛し続けます。

 信じる者は、主にあって光となった光の子どもです。信じる者はもはや闇ではなくなりました(8)。信じる者に、淫らな行いや貪りなどの闇の行いはふさわしくありません。わいせつなことや愚かなおしゃべり、下品な冗談も闇の実です。こういう実を結ぶ者は、神様の怒りの裁きを免れません。信じる者は光の実を結ばなければなりません。善意と正義と真実のうちに歩むと、この世を照らす者となります。また、光の子どもとして歩み、常に何が主に喜ばれることなのかを吟味する必要があります。実を結ばない暗闇のわざに加わらず、光の子どもとして歩むと暗闇が明るみに出るようになります。キリストの光によって明らかにされる者は、みな光となります。霊的に眠っているなら、目を覚まして起き上がる時が来ました。起き上がってキリストに照らされると、光となります。暗いこの世が、光り輝くようになります。

*「北九州・絆の創造の現場から連載 VOL・12」東八幡キリスト教会



適用:眠っていますか

一言:起き上がれ



2022年 08月 19日 (金)

エペソ人への手紙5:15-21(15,16)
知恵のある者として

 パウロは、エペソの聖徒たちが置かれている異教的な社会環境を考えて話しています。一言で「悪い時代」と記しています。神様の御怒りを受けるしかない時代でした。このような時代を生きるには、知恵ある者となって賢く生きる必要があります。そして、知恵のある者として生きるためには、自分がどのように歩んでいるかに、細心の注意を払わなければなりません。して良い事と、してはならない事を見分ける必要があります。何も考えずに、気の赴くままに歩むなら、それは愚かなことです。パウロは実践的でした。それで、神様が与えてくださった「機会を十分に活かしなさい」と言っています。善を行う機会、救いの御業の機会を十分に活かして生きることが大切です。また、「主のみこころが何であるかを悟りなさい」とも勧めています。人生の節目節目で、また出来事があるごとに、主のみこころは何かを深く考える必要があります。はっきりとした目的と方向性をもって生きて行かなければなりません。

 知恵のある者は、酒に酔って放蕩生活を送りません。その代わりに、御霊に満たされます。御霊に満たされると、詩と賛美と霊の歌をもって互いに語り合います。口先だけではなく心から主を賛美し、歌います。いつも、すべてのことについて、父である神様に感謝します。また、キリストを恐れて、聖徒間で互いに従います。信じる私たちは、御霊に満たされることによって、これらの素晴らしいことが満ち溢れるようにしなければなりません。これこそ知恵のある者の生き方です。



適用:知恵のある者ですか

一言:機会を十分に活かしなさい



2022年 08月 20日 (土)

エペソ人への手紙5:22-33(33)
愛し、敬いなさい

 妻たちは主に従うように、自分の夫に従わなければなりません。夫は妻のかしらであるからです。この関係はキリストが教会のかしらであるのと同じです。教会がキリストに従うように、妻もすべてにおいて夫に従えば、家庭の秩序が健全に保たれます。ペテロも次のように記しています。「妻たちよ、自分の夫に従いなさい。たとえ、みことばに従わない夫であっても、妻の無言のふるまいによって神のものとされるためです。夫は、あなたがたの、神を恐れる純粋な生き方を目にするのです」(Ⅰペテロ3:1,2)。

 夫に対しては、自分の妻を愛しなさいと命じています。その愛は、キリストが教会を愛したように愛することです。キリストは教会のために、謙遜の限りを尽くして仕えてくださいました。弱さや汚れた部分があっても、そのまま受け入れて愛してくださいました。ついには、ご自分の命を献げるまでに愛してくださいました。このように、夫は妻を無条件の愛、犠牲的な愛をもって献身的に愛するようにと命じています。夫は妻を愛し、妻が聖なるもの、傷のない栄光の存在になるように守らなければなりません(26,27)。夫婦は神様のみこころによって一体となりました。夫は自分のからだのように妻を愛さなければなりません。夫は妻を愛し、妻は夫に従い、敬うことによって、キリストと教会との愛を目標にして成長して行かなければなりません。



適用:夫と妻は、どのように互いに接していますか

一言:愛して、敬いなさい


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