19Chronicles1-1.希望の系図
19chronicles1, 希望の系図
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19chronicles1, 希望の系図
19chronicles1, あなたはここまで私を導いてくださったのですか
19歴代誌2, ご自分の民と、ご自分のお住まいをあわれまれたから
19歴代誌2, 6講, 主が約束されたように、王の子が王となる, 2019年歴代誌第二、第6講主が約束されたように、王の子が王となる御言葉/Ⅱ歴代誌21, 24章要, 節/Ⅱ歴代誌23:3「こうして、全集団が神の宮で王と契約を結んだ。そのとき、彼はこう言った。『ご覧のとおり、主がダビデの子孫について約束されたように、王の子が王となるのです。』」1, 21章はヨシャパテの子ヨラムの記録です。父ヨシャパテの後を継いでユダの王になったヨラムの結末はどうでしたか, 21:19b, 。そうした結末には、どんな要因があったのでしょうか, 21:2, 。彼の罪のゆえに、どんな災いが彼の治世において臨みましたか, 。そういう中でも、なぜ神様は、ダビデの家を滅ぼすことを望まなかったのでしょうか, 。21, 1ヨシャパテは彼の先祖たちとともに眠り、先祖たちとともにダビデの町に葬られた。その子ヨラムが代わって王となった。2彼には、兄弟たちがいた。ヨシャパテの子たちで、アザルヤ、エヒエル、ゼカリヤ、アザルヤ、ミカエル、シェファテヤであった。これらはみな、ユダの王ヨシャパテの子たちであった。3彼らの父は、彼らに銀、金、えりすぐりの品々など多くの賜わり物を与え、また、それとともにユダにある防備の町々を与えたが、王国はヨラムに与えた。彼は長男だったからである。4ヨラムはその父の王国に立つと勢力を増し加え、その兄弟たちをひとり残らず剣にかけて殺し、また、イスラエルのつかさたちのうち幾人かを殺した。5ヨラムは三十二歳で王となり、エルサレムで八年間、王であった。6彼はアハブの家の者がしたように、イスラエルの王たちの道に歩んだ。アハブの娘が彼の妻であったからである。彼は主の目の前に悪を行なったが、7主は、ダビデと結ばれた契約のゆえに、ダビデの家を滅ぼすことを望まれなかった。主はダビデとその子孫にいつまでもともしびを与えようと、約束されたからである。8ヨラムの時代に、エドムがそむいて、ユダの支配から脱し、自分たちの上に王を立てた。9ヨラムは、彼のつかさたちとともに、すべての戦車を率いて渡って行き、夜襲を試み、彼を包囲していたエドムと戦車隊長たちを打った。10しかしなお、エドムはそむいて、ユダの支配から脱した。今日もそうである。リブナもまた、その時にそむいて、その支配から脱しようとした。これは彼がその父祖の神、主を捨て去ったからである。11そのうえ、彼はユダの山々に高き所を造り、エルサレムの住民に淫行を行なわせ、ユダを迷わせた。12ときに、預言者エリヤのもとから彼のところに書状が届いたが、そこには次のようにしるされていた。「あなたの父ダビデの神、主は、こう仰せられます。『あなたが、あなたの父ヨシャパテの道にも、ユダの王アサの道にも歩まず、13イスラエルの王たちの道に歩み、アハブの家が淫行を行なわせたように、ユダとエルサレムの住民に淫行を行なわせたので、また、そればかりでなく、あなたは、自分よりも善良なあなたの兄弟たち、あなたの父の家の者を殺したので、14見よ、主は大きな災害をもってあなたの民、あなたの子たち、あなたの妻たち、あなたの全財産を打つ。15あなた自身は、内臓の病気で大病をわずらい、日々にその病が進んで、内臓が外に出るまでになる。』」16主はクシュ人の近くにいたペリシテ人とアラビヤ人の霊を奮い立たせて、ヨラムに敵対させられたので、17彼らは、ユダに上って攻め入り、王宮の中で目に留まったすべての財産と彼の子や妻たちを奪い去った。その結果、彼には末子のエホアハズのほか、男の子はだれも残らなかった。18これらすべてのことの後、主は彼を、その内臓を打たれた。彼は不治の病になった。19年は巡り、二年の終わりが来ると、彼の内臓は病のために外に出てしまい、ついに彼は重病の床で死んだ。彼の民は、彼の父祖たちのために香をたいたようには、彼のために香をたかなかった。20彼は三十二歳で王となり、エルサレムで八年間、王であった。彼は人々に愛されることなく世を去った。人々は彼をダビデの町に葬ったが、王たちの墓には納めなかった。2, 22章はヨラムの子アハズヤの記録です。父ヨラムの死後、ユダの王となったアハズヤもまた、どんな道を歩みましたか, 22:1, 。彼が悪を行うようになったのは、誰の影響を受けたからですか, 。神様は、アハズヤとアハブの家などを絶ち滅ぼすために、誰を用いられましたか, 。アタルヤは自分の息子アハズヤが死んだと知ると、どんな悪事を働きましたか, 。ユダの王家の血筋は、どのようにして奇跡的に守られましたか, 。22, 1エルサレムの住民は、彼の末子アハズヤを彼の代わりに王とした。アラビヤ人とともに陣営に攻めて来た略奪隊が年長の子らを全部殺してしまったからである。こうして、ユダの王ヨラムの子アハズヤが王となった。2アハズヤは四十二歳で王となり、エルサレムで一年間、王であった。彼の母の名はアタルヤといい、オムリの孫娘であった。3彼もまた、アハブの家の道に歩んだ。彼の母が彼の助言者で、悪を行なわせたからである。4彼はアハブの家にならって主の目の前に悪を行なった。その父の死後、彼らが助言者となって、彼を滅びに至らせたのである。5彼はこの人々の助言を重んじて行動し、イスラエルの王アハブの子ヨラムとともに、アラムの王ハザエルと戦うため、ラモテ・ギルアデに行ったが、アラム人はヨラムに傷を負わせた。6彼は、アラムの王ハザエルと戦ったときにラマで負わされた傷をいやすため、イズレエルに帰って来た。ユダの王ヨラムの子アハズヤは、アハブの子ヨラムが病気であったので、彼を見舞いにイズレエルに下って行った。7ヨラムのもとに行くことによって、アハズヤが滅びたのは、神から出たことであった。彼はそこに着くと、ヨラムとともにニムシの子エフーに向かって出て行った。これは、主がアハブの家を断ち滅ぼすために油をそそがれた人である。8エフーは、アハブの家にさばきを行なったとき、アハズヤに仕えていたユダのつかさたちと、アハズヤの兄弟たちの子らとを見つけたので、これらの人々を殺した。9彼がアハズヤを捜したので、人々は彼を捕えた。彼はサマリヤに身を隠していたのである。こうして、人々は、彼をエフーのもとに引いて来て殺したが、これは心を尽くして主を求めたヨシャパテの子であると言って、彼を葬った。アハズヤの家は王国を治める力を失った。10アハズヤの母アタルヤは、自分の子が死んだと知ると、ただちにユダの家に属する王の一族をことごとく滅ぼした。11しかし、王の娘エホシェバが、殺される王の子たちの中から、アハズヤの子ヨアシュを盗み出し、彼とそのうばとを寝具をしまう小部屋に入れた。こうして、ヨラム王の娘、祭司エホヤダの妻、エホシェバは、――彼女がアハズヤの妹であったので――ヨアシュをアタルヤから隠した。アタルヤはこの子を殺さなかった。12こうして、彼はこの人々とともに、神の宮に六年の間、身を隠していた。その間、アタルヤがこの国の王であった。21, 7主は、ダビデと結ばれた契約のゆえに、ダビデの家を滅ぼすことを望まれなかった。主はダビデとその子孫にいつまでもともしびを与えようと、約束されたからである。3, 24章は、ヨアシュ王の記録です。祭司エホヤダは、いつ、イスラエルのリーダー的な立場である者たちを集めて何をさせましたか, 。その目的は何でしょうか, 。エホヤダは幼いヨアシュを守るために、祭司とレビ人を含めたすべての民たちに何と命じましたか, 。ヨアシュは、どのようにして、ユダの王に即位することになりましたか, 。23, 1その第七年目に、エホヤダは奮い立って、エロハムの子アザルヤ、ヨハナンの子イシュマエル、オベデの子アザルヤ、アダヤの子マアセヤ、ジクリの子エリシャファテなど、百人隊の長たちを連れて来て、彼と契約を結ばせた。2それで彼らはユダを巡回し、ユダのすべての町々からレビ人を集め、イスラエルの一族のかしらたちを集めたので、彼らはエルサレムに来た。3こうして、全集団が神の宮で王と契約を結んだ。そのとき、彼はこう言った。「ご覧のとおり、主がダビデの子孫について約束されたように、王の子が王となるのです。4あなたがたのなすべきことはこうです。あなたがた、祭司、レビ人の三分の一は安息日に勤務し、入口にいる門衛となる。5三分の一は王宮におり、他の三分の一は礎の門にいる。すべての民は主の宮の庭にいる。6祭司と、レビ人で仕えている者たちは聖であるから、はいってもよいが、それ以外の者は、主の宮にはいってはならない。すべての民は主の戒めを守らなければならない。7レビ人は、おのおの武器を手にし、王の回りを取り囲みなさい。宮にはいって来る者は殺されなければならない。あなたがたは、王がはいるときにも、出るときにも、いつも王とともにいなさい。」8レビ人およびすべてのユダの人々は、すべて祭司エホヤダが命じたとおりに行なった。おのおの自分の部下、すなわち安息日に勤務する者、安息日に勤務しない者を率いていた。祭司エホヤダが各組の任を解かなかったからである。9祭司エホヤダは百人隊の長たちに、神の宮にあったダビデ王の槍、盾、および丸い小盾を与えた。10彼はすべての民にひとりひとり手に投げ槍を持たせて、神殿の右側から神殿の左側まで、祭壇と神殿に向かって王の回りに立たせた。11こうして彼らは、王の子を連れ出し、彼に王冠をかぶらせ、さとしの書を渡して、彼を王と宣言した。そしてエホヤダとその子たちが彼に油をそそぎ、「王さま。ばんざい。」と叫んだ。4, ヨアシュ王の即位式の雰囲気はどうでしたか, 。反面、ユダの家に属する王の一族をことごとく滅ぼし、自ら王となっていたアタルヤの末路はどうでしたか, 。アタルヤがユダの地に及ぼした異郷の影響を断ち切るために、エホヤダはどのような改革を着々と進めて行きましたか, 。それによって、ユダの町には何が取り戻されましたか, 。12アタルヤは、王をほめたたえている民と近衛兵の声を聞いて、主の宮の民のところに行った。13見ると、なんと、王が入口の柱のそばに立っていた。王のかたわらに、隊長たちやラッパ手たちがいた。一般の人々がみな喜んでラッパを吹き鳴らしており、歌うたいたちが楽器を手にし、賛美の拍子をとっていた。アタルヤは自分の衣服を引き裂き、「謀反だ。謀反だ。」と言った。14すると、祭司エホヤダは、部隊をゆだねられた百人隊の長たちを呼び出して、彼らに言った。「この女を列の間から連れ出せ。この女に従って来る者は剣で殺されなければならない。」祭司が「この女を主の宮で殺してはならない。」と言ったからである。15彼らは彼女を取り押え、彼女が馬の門の出入口を通って、王宮に着いたとき、そこで彼女を殺した。16エホヤダは、彼とすべての民と王との間で、主の民となるという契約を結んだ。17民はみなバアルの宮に行って、それを取りこわし、その祭壇とその像を打ち砕き、バアルの祭司マタンを祭壇の前で殺した。18エホヤダは、主の宮の管理を定めて、これをレビ人の祭司の手にゆだねた。彼らは、モーセの律法にしるされているとおり、ダビデの指示に基づいて、喜びと歌とをもって主の全焼のいけにえをささげさせるようにと、ダビデが組分けをして主の宮に配属した人々である。19さらに、彼は主の宮の門に、門衛たちを立て、どんなことで汚れた者であっても、だれひとりはいり込ませないようにした。20彼は百人隊の長たち、貴人たち、民の支配者たちとすべての一般の人々を率いて、王を主の宮から連れ下った。彼らは上の門をくぐって王宮にはいり、王を王国の王座に着かせた。21一般の人々はみな喜び、この町は平穏であった。彼らはアタルヤを剣にかけて殺したからである。5, ヨアシュは王になってからどんな志を立てましたか, 24:1, 。ところが、なぜレビ人は急がなかったと思われますか。神の宮の修理, 補修, は、どのようにして完工するようになりましたか, 。神の宮に対して、すべてのつかさたちと民たちの心と姿はどうでしたか, 。24, 1ヨアシュは七歳で王となり、エルサレムで四十年間、王であった。彼の母の名はツィブヤといい、ベエル・シェバの出であった。2ヨアシュは、祭司エホヤダの生きている間は、主の目にかなうことを行なった。3エホヤダは、彼のためにふたりの妻をめとらせた。彼は息子たちと娘たちを生んだ。4その後のことであるが、ヨアシュは主の宮を新しくすることを志し、5祭司とレビ人を集めて、彼らに言った。「ユダの町々へ出て行き、毎年あなたがたの神の宮を修理するために、全イスラエルから金を集めて来なさい。あなたがたは急いでそのことをしなければならない。」ところが、レビ人は急がなかった。6それで、王はかしらエホヤダを呼んで彼に言った。「なぜ、あなたはレビ人に要求して、主のしもべモーセとイスラエルの集団の、あかしの天幕のための税金を、ユダとエルサレムから持って来させないのですか。」7というのは、あの悪女アタルヤ、その子たちが、神の宮を打ちこわし、主の宮の聖なるものをもすべてバアルのために用いたからである。8王は命令した。すると、彼らは一つの箱を作り、それを主の宮の門の外側に置いた。9そして、神のしもべモーセが荒野でイスラエルに課した税金を主のみもとに持って来るように、ユダとエルサレムに布告した。10すると、すべてのつかさたち、すべての民が喜んで、それを持って来て、箱に投げ入れ、ついにいっぱいにした。11金が多くなったのを見て、レビ人たちが箱を王の役所に運んで行ったとき、王の書記と祭司のかしらに仕える管理人が来て、箱をからにし、それを持ち上げ、もとの場所に返した。彼らは毎日このように行ない、多くの金を集めた。12そこで、王とエホヤダは、これを主の宮の奉仕の仕事を行なう者に渡した。彼らは、主の宮を新しくするために石切り工と木工を、主の宮を修理するために鉄と青銅の細工師を雇った。13こうして、仕事をする人々は仕事をし、彼らの手によって、細工物の修復がされた。彼らは、神の宮を元のとおりに建て、これを堅固にした。14彼らは、完工の際、残った金を王とエホヤダの前に持って来た。彼らは、それで、主の宮の器具、すなわち、ささげる務めに用いる用具、深皿、金銀の器などを作った。こうして、人々はエホヤダの生きている間、絶えず、主の宮で全焼のいけにえをささげた。6, 老年を迎えて死んだ祭司エホヤダは、なぜ、人々から王のように愛されたのでしょうか, 。その後、誰らが来てヨアシュ王を伏し拝みましたか, 。「伏し拝んだ」とは何を意味するのでしょうか。それによって、ヨアシュ王はどうすっかり変わりましたか, 。その結果、彼はどのように死んでしまいましたか, 。15さて、エホヤダは老年を迎え、長寿を全うして死んだ。彼は死んだとき、百三十歳であった。16人々は彼をダビデの町に王たちといっしょに葬った。彼がイスラエルにあって、神とその宮とに対して良いことを行なったからである。17エホヤダが死んで後、ユダのつかさたちが来て、王を伏し拝んだ。それで、王は彼らの言うことを聞き入れた。18彼らはその父祖の神、主の宮を捨て、アシェラと偶像に仕えたので、彼らのこの罪過のため、御怒りがユダとエルサレムの上に下った。19主は、彼らを主に立ち返らせようと預言者たちを彼らの中に遣わし、預言者たちは彼らを戒めたが、彼らは耳を貸さなかった。20神の霊が祭司エホヤダの子ゼカリヤを捕えたので、彼は民よりも高い所に立って、彼らにこう言った。「神はこう仰せられる。『あなたがたは、なぜ、主の命令を犯して、繁栄を取り逃がすのか。』あなたがたが主を捨てたので、主もあなたがたを捨てられた。」21ところが、彼らは彼に対して陰謀を企て、主の宮の庭で、王の命令により、彼を石で打ち殺した。22ヨアシュ王は、ゼカリヤの父エホヤダが自分に尽くしてくれたまことを心に留めず、かえってその子を殺した。その子は死ぬとき、「主がご覧になり、言い開きを求められるように。」と言った。23その年の改まるころ、アラムの軍勢が彼に向かって攻め上り、ユダとエルサレムに来て、民の中の、民のつかさをひとり残らず殺し、分捕り物を全部、ダマスコの王のもとに送った。24アラムの軍勢は少人数で来たが、主が、非常に大きな軍勢を彼らの手に渡されたからである。それは、この人々がその父祖の神、主を捨てたからである。彼らはヨアシュを裁判にかけた。25彼らが重病の状態にあるヨアシュを捨てて、離れて行ったとき、彼の家来たちは、祭司エホヤダの子たちの血のために、彼に謀反を企てた。彼らは、病床で彼を殺し、彼が死んだので、彼をダビデの町に葬ったが、王たちの墓には葬らなかった。26彼に謀反を企てたのは次の者たちである。アモンの女シムアテの子ザバデ、モアブの女シムリテの子エホザバデ。27彼の子たちのこと、彼について述べられた多くの預言のこと、神の宮の再建のことなどは、王たちの書の注解にまさしくしるされている。ついで彼の子アマツヤが代わって王となった。
第5講, ヨシャパテのあやまちと勝利, 2019年Ⅱ歴代誌第5講ヨシャパテのあやまちと勝利御言葉:Ⅱ歴代誌, 20章, 要 節:Ⅱ歴代誌20, 「この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたとともにいる【主】の救いを見よ。ユダおよびエルサレムよ。恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。【主】はあなたがたとともにいる。』」1.イスラエルの王アハブは、ヨシャパテを誘い込んで何をしようとしましたか(1, 3)。四百人の預言者たちはどんなことを語りましたか(4, 11)。しかし、ミカヤはどんなことを語りましたか(12, 22)。その結果、ミカヤはどうなりましたか(23, 27)。18, こうして、ヨシャパテには富と誉れとが豊かに与えられたが、彼はアハブと縁を結んだ。18, 何年かたって後、彼が、サマリヤに下ってアハブのもとに行ったとき、アハブは彼および彼とともにいた民のために、おびただしい羊や牛の群れをほふったうえ、彼を誘い込んで、ラモテ・ギルアデに攻め上らせようとした。18, そのとき、イスラエルの王アハブはユダの王ヨシャパテに言った。「私とともにラモテ・ギルアデに行ってくれませんか。」すると、彼は答えた。「私とあなたとは同じようなもの、私の民はあなたの民と同じようなものです。あなたとともに戦いに臨みましょう。」18, ヨシャパテは、イスラエルの王に言った。「まず、【主】のことばを伺ってみてください。」18, そこで、イスラエルの王は四百人の預言者を召し集めて、彼らに尋ねた。「私たちはラモテ・ギルアデに戦いに行くべきだろうか。それとも、私はやめるべきだろうか。」彼らは答えた。「上って行きなさい。そうすれば、神は王の手にこれを渡されます。」18, ところが、ヨシャパテは、「ここには、私たちがみこころを求めることのできる【主】の預言者がほかにいないのですか」と言った。18, イスラエルの王はヨシャパテに答えた。「いや、ほかにもうひとり、私たちが【主】のみこころを求めることのできる者がいます。しかし、私は彼を憎んでいます。彼は私について、決して良いことは預言せず、いつも悪いことばかりを預言するからです。それは、イムラの子ミカヤです。」すると、ヨシャパテは言った。「王よ。そういうふうには言わないでください。」18, そこで、イスラエルの王はひとりの宦官を呼び寄せ、「急いで、イムラの子ミカヤを呼んで来なさい」と命じた。18, イスラエルの王と、ユダの王ヨシャパテは、おのおの王服を着て、王の座に着き、サマリヤの門の入口にある打ち場にすわっていた。預言者はみな、ふたりの前で預言していた。18, そのとき、ケナアナの子ゼデキヤは、王のために鉄の角を作って言った。「【主】はこう仰せられます。『これらの角で、あなたはアラムを突いて、絶滅させなければならない。』」18, ほかの預言者たちもみな、同じように預言して言った。「ラモテ・ギルアデに攻め上って勝利を得なさい。【主】は王の手にこれを渡されます。」18, さて、ミカヤを呼びに行った使いの者はミカヤに告げて言った。「いいですか。預言者たちは口をそろえて、王に対し良いことを述べています。お願いですから、あなたもみなと同じように語り、良いことを述べてください。」18, すると、ミカヤは答えた。「【主】は生きておられる。私の神が告げられることを、そのまま述べよう。」18, 彼が王のもとに着くと、王は彼に言った。「ミカヤ。私たちはラモテ・ギルアデに戦いに行くべきだろうか。それとも、私はやめるべきだろうか。」すると、彼は答えた。「攻め上って勝利を得なさい。彼らはあなたがたの手に渡されます。」18, すると、王は彼に言った。「いったい、私が何度あなたに誓わせたら、あなたは【主】の名によって真実だけを私に告げるようになるのか。」18, 彼は答えた。「私は全イスラエルが、山々に散らされているのを見た。まるで、飼い主のいない羊の群れのように。そのとき、【主】は仰せられた。『彼らには主人がいない。彼らをおのおのその家に無事に帰さなければならない。』」18, イスラエルの王はヨシャパテに言った。「彼は私について良いことを預言せず、悪いことばかりを預言すると、あなたに言っておいたではありませんか。」18, すると、ミカヤは言った。「それゆえ【主】のことばを聞きなさい。私は【主】が御座に着き、天の万軍がその右左に立っているのを見ました。18, そのとき、【主】は仰せられました。『だれか、イスラエルの王アハブを惑わして、攻め上らせ、ラモテ・ギルアデで倒れさせる者はいないか。』すると、ある者は一つの案を述べ、他の者は別の案を述べました。18, それから、ひとりの霊が進み出て、【主】の前に立ち、『この私が彼を惑わします』と言いますと、【主】が彼に『どういうふうにやるのか』と尋ねられました。18, 彼は答えました。『私が出て行き、彼のすべての預言者の口で偽りを言う霊となります。』すると、『あなたはきっと惑わすことができよう。出て行って、そのとおりにせよ』と仰せられました。18, 今、ご覧のとおり、【主】はここにいるあなたの預言者たちの口に偽りを言う霊を授けられました。【主】はあなたに下るわざわいを告げられたのです。」18, すると、ケナアナの子ゼデキヤが近寄って来て、ミカヤの頬をなぐりつけて言った。「どの道を通って、【主】の霊が私を離れて行き、おまえに語ったというのか。」18, ミカヤは答えた。「いまに、あなたが奥の間に入って身を隠すときに、思い知るであろう。」18, すると、イスラエルの王は言った。「ミカヤを連れて行け。町のつかさアモンと王の子ヨアシュのもとに下がらせよ。18, 王が『この男を獄屋に入れ、私が無事に戻って来るまで、わずかなパンとわずかな水をあてがっておけ』と命じたと言え。」18, ミカヤは言った。「万が一、あなたが無事に戻って来られることがあるなら、【主】は私によって語られなかったのです。」そして、「みなの人々よ。聞いておきなさい」と言った。2.ミカヤの預言を聞いたアハブは、どのようにして難を逃れようとしましたか(28, 29)。ヨシャパテはどのようにして難を逃れることができましたか(30, 32)。ところが、アハブはどうなりましたか(33, 34)。エルサレムに帰ったヨシャパテを先見者エフーはどのように叱責しましたか(9:1, 3)。18, こうして、イスラエルの王とユダの王ヨシャパテは、ラモテ・ギルアデに攻め上った。18, そのとき、イスラエルの王はヨシャパテに言った。「私は変装して戦いに行こう。でも、あなたは、自分の王服を着ていてください。」こうして、イスラエルの王は変装し、彼らは戦いに行った。18, アラムの王は、自分の配下の戦車隊長たちに命じて言った。「兵や将校とは戦うな。ただイスラエルの王を目ざして戦え。」18, 戦車隊長たちはヨシャパテを見たとき、「あれはイスラエルの王に違いない」と思ったので、彼を取り囲んで戦おうとした。すると、ヨシャパテは助けを叫び求めた。【主】は彼を助けられた。神は彼らを、彼から離れるように仕向けられた。18, 戦車隊長たちは、彼がイスラエルの王ではないことを知ったとき、彼を追うことをやめ、引き返した。18, ところが、ひとりの兵士が何げなく弓を放つと、イスラエルの王の胸当てと草摺の間を射抜いた。そこで、王は戦車の御者に言った。「手綱を返して、私を敵陣から抜け出させてくれ。傷を負ってしまった。」18, その日、戦いはますます激しくなった。イスラエルの王はアラムに向かって、夕方まで戦車の中に立っていたが、日没のころになって死んだ。19, ユダの王ヨシャパテは無事に自分の家に帰り、エルサレムに戻った。19, すると、先見者ハナニの子エフーが彼の前に出向いて来て、ヨシャパテ王に言った。「悪者を助けるべきでしょうか。あなたは【主】を憎む者たちを愛してよいのでしょうか。これによって、あなたの上に、【主】の前から怒りが下ります。19, しかし、あなたには、良いことも幾つか見られます。あなたはこの地からアシェラ像を除き去り、心を定めて常に神を求めて来られました。」3.ヨシャパテは民を訪問して何をしましたか(4)。さらに、さばきつかさを任命してどんな任務を与えましたか(5, 11)。19, ヨシャパテはエルサレムに住んだ。それから、彼はもう一度ベエル・シェバからエフライムの山地に至る民の中へ出て行き、彼らをその父祖の神、【主】に立ち返らせた。19, さらに、彼はこの地、すなわち、ユダにあるすべての城壁のある町々にさばきつかさを立て、町ごとにこれを任命し、19, さばきつかさたちにこう言った。「あなたがたは自分のする事に注意しなさい。あなたがたがさばくのは、人のためではなく、【主】のためだからです。この方は、さばきが行われるとき、あなたがたとともにおられるのです。19, 今、【主】への恐れがあなたがたにあるように。忠実に行いなさい。私たちの神、【主】には、不正も、えこひいきも、わいろを取ることもないからです。」19, なお、ヨシャパテはエルサレムでは、レビ人と祭司の中から、またイスラエルに属する一族のかしらたちの中から、【主】のさばき、および訴訟に携わる者たちを任命していた。エルサレムに帰ったとき、19, 彼はこの人々に次のように命じた。「あなたがたは、【主】を恐れ、忠実に、また全き心をもって、このように行わなければなりません。19, おのおのの町に住んでいるあなたがたの兄弟たちから、あるいは互いの流血事件について、あるいは律法、命令、おきて、定めなどについて、あなたがたのところに訴訟が持ち込まれた場合には、いつでも、あなたがたは、彼らが【主】に対して罪を負い、その結果、あなたがたとあなたがたの兄弟たちの上に御怒りが下ることのないよう、彼らに警告を与えなければなりません。あなたがたはこのように行いなさい。そうすれば罪を負わずに済むのです。19, ご覧なさい。あなたがたの上のかしら、祭司アマルヤは、【主】の事がら全体に当たります。また、ユダの家のつかさイシュマエルの子ゼバデヤは王の事がら全体に当たってくれます。さらに、あなたがたの前のレビ人はつかさです。勇気を出して実行しなさい。【主】が善人とともにいてくださるように。」4.敵襲の知らせを聞いたヨシャパテは何をしましたか(20:1, 4)。その時、ヨシャパテはどんな祈りを主に捧げましたか(5, 13)。20, この後、モアブ人とアモン人、および彼らに合流したアモン人の一部が、ヨシャパテと戦おうとして攻めて来た。20, そこで、人々は来て、ヨシャパテに告げて言った。「海の向こうのアラムからおびただしい大軍があなたに向かって攻めて来ました。早くも、彼らはハツァツォン・タマル、すなわちエン・ゲディに来ています。」20, ヨシャパテは恐れて、ただひたすら【主】に求め、ユダ全国に断食を布告した。20, ユダの人々は集まって来て、【主】の助けを求めた。すなわち、ユダのすべての町々から人々が出て来て、【主】を求めた。20, ヨシャパテは、【主】の宮にある新しい庭の前で、ユダとエルサレムの集団の中に立って、20, 言った。「私たちの父祖の神、【主】よ。あなたは天におられる神であり、また、あなたはすべての異邦の王国を支配なさる方ではありませんか。あなたの御手には力があり、勢いがあります。だれも、あなたと対抗してもちこたえうる者はありません。20, 私たちの神よ。あなたはこの地の住民をあなたの民イスラエルの前から追い払い、これをとこしえにあなたの友アブラハムのすえに賜ったのではありませんか。20, 彼らはそこに住み、あなたのため、御名のために、そこに聖所を建てて言いました。20, 『もし、剣、さばき、疫病、ききんなどのわざわいが私たちに襲うようなことがあれば、私たちはこの宮の前、すなわち、あなたの御前に立って──あなたの御名はこの宮にあるからです──私たちの苦難の中から、あなたに呼ばわります。そのときには、あなたは聞いてお救いくださいます。』20, ところが今、アモン人とモアブ人、およびセイル山の人々をご覧ください。この者たちは、イスラエルがエジプトの地を出て来たとき、イスラエルがそこに侵入することをあなたがお許しにならなかった者たちです。事実、イスラエルは彼らから離れ去り、これを根絶やしにすることはしませんでした。20, ご覧ください。彼らが私たちにしようとしていることを。彼らは、あなたが私たちに得させてくださったあなたの所有地から私たちを追い払おうとして来ました。20, 私たちの神よ。あなたは彼らをさばいてくださらないのですか。私たちに立ち向かって来たこのおびただしい大軍に当たる力は、私たちにはありません。私たちとしては、どうすればよいかわかりません。ただ、あなたに私たちの目を注ぐのみです。」20, ユダの人々は全員【主】の前に立っていた。彼らの幼子たち、妻たち、子どもたちも共にいた。5.ヤハジエルはどんな預言をしましたか(14, 17)。ヨシャパテとユダの人々はどのようにして敵軍に勝利することができましたか(18, 23)。20, ときに、【主】の霊が集団の中で、アサフ族の出のレビ人ヤハジエルの上に臨んだ。彼はマタヌヤの子エイエルの子ベナヤの子ゼカリヤの子である。20, 彼は言った。「ユダのすべての人々とエルサレムの住民およびヨシャパテ王よ。よく聞きなさい。【主】はあなたがたにこう仰せられます。『あなたがたはこのおびただしい大軍のゆえに恐れてはならない。気落ちしてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いであるから。20, あす、彼らのところに攻め下れ。見よ。彼らはツィツの上り道から上って来る。あなたがたはエルエルの荒野の前の谷のはずれで、彼らに会う。20, この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたとともにいる【主】の救いを見よ。ユダおよびエルサレムよ。恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。【主】はあなたがたとともにいる。』」20, それで、ヨシャパテは地にひれ伏した。ユダのすべての人々とエルサレムの住民も【主】の前にひれ伏して【主】を礼拝し、20, ケハテ族、コラ族のレビ人たちが立ち上がり、大声を張り上げてイスラエルの神、【主】を賛美した。20, こうして、彼らは翌朝早く、テコアの荒野へ出陣した。出陣のとき、ヨシャパテは立ち上がって言った。「ユダおよびエルサレムの住民よ。私の言うことを聞きなさい。あなたがたの神、【主】を信じ、忠誠を示しなさい。その預言者を信じ、勝利を得なさい。」20, それから、彼は民と相談し、【主】に向かって歌う者たち、聖なる飾り物を着けて賛美する者たちを任命した。彼らが武装した者の前に出て行って、こう歌うためであった。「【主】に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」20, 彼らが喜びの声、賛美の声をあげ始めたとき、【主】は伏兵を設けて、ユダに攻めて来たアモン人、モアブ人、セイル山の人々を襲わせたので、彼らは打ち負かされた。20, アモン人とモアブ人はセイル山の住民に立ち向かい、これを聖絶し、根絶やしにしたが、セイルの住民を全滅させると、互いに力を出して滅ぼし合った。6.ヨシャパテとユダの人々に、神様から何が与えられましたか(24, 30)。ヨシャパテの治世の終わりはどうでしたか(31, 37)。20
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