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14Matthew06.十二弟子をお遣わしになったイエス様

14matthew06, 十二弟子をお遣わしになったイエス様, 2014年マタイの福音書第6講十二弟子をお遣わしになったイエス様御言葉:マタイの福音書10:1−33要 節:マタイの福音書10:11.イエス様は十二弟子を呼び寄せて、どんな権威をお授けになりましたか, 。イエス様が遣わされる十二使徒は、どんな人たちでしょうか, 。2.十二使徒たちは、誰のところに遣わされましたか, 。イエス様は彼らを遣わしながら、どんな使命をお与えになったのでしょうか, 。また、どんな方向をくださいましたか, 。3.イエス様は、弟子たちを遣わすのが、どのようなものだと言われましたか, 。彼らは、イエス様のゆえに、どんな迫害を受けるのですか, 。このような迫害には、どんな意味がありますか, 。使徒たちは、迫害を受ける時に、どんな姿勢を持つべきなのでしょうか, 。4.迫害を受ける時に、弟子たちは誰を恐れなければなりませんか, 。その理由は何でしょうか。弟子たちは、迫害の中で、どんな信仰を持つべでしょうか

14Genesis08.人類の歴史とバベルの塔

14genesis08, 人類の歴史とバベルの塔, 2014年創世記第8講, 人類の歴史とバベルの塔御言葉:創世記9:18−11:26要 節:創世記11:91.全世界の民は、誰から分かれ出ましたか, 。ノアはぶどう酒を飲んでから、どうなりましたか, 。そのノアの姿を見た三人の息子は、どのようにしましたか, 。ノアは、三人の息子に、それぞれどんな言葉を与えましたか, 。2.ノアの息子の系図の中で、ヤペテの子孫は誰でしょうか, 。次に、ハムの子孫は誰でしょうか, 。ハムの子孫の中で、ニムロデはどんな人ですか, 。最後に、セムの子孫は誰ですか, 。3.人々は、なぜ町や塔を建てようと、計画しましたか, 。その時、主は何をしようと、地上に降りて来られたのでしょうか, 。主が人々を地の全面に散らされた結果、人々はどのようになりましたか, 。4.セムの歴史について、話してみましょう, 。全部で、何代になりますか。

14Genesis19.主がこの所におられるのに

14genesis19, 主がこの所におられるのに, 2014年創世記第19講(317)主がこの所におられるのに御言葉:創世記27:46−28:22要 節:創世記28:161.イサクとリベカが、ヤコブをパダン・アラムに送り出した、理由は何でしょうか, 。イサクはヤコブをどのように祝福しましたか, 。エサウがイシュマエルの娘を妻としてめとった理由は何でしょうか, 。2.故郷を離れ、石を枕にして横になったヤコブの心境はどうだったのでしょうか, 。彼は、どんな驚くべき夢を、見ましたか, 。3.主はヤコブに、ご自分がどんな方であることを、知らせてくださいましたか, 。主はヤコブに、土地と子孫について、どのような約束をしてくださいましたか, 13b、14, 。また、ヤコブについては、どんな約束をしてくださいましたか, 。4.ヤコブは、夢を通して、何を悟るようになりましたか, 。そこで、彼は何をしましたか, 。彼はどんな誓願を立てて言いましたか

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14SBC2.あなたの名は祝福となる

14sbc2, あなたの名は祝福となる, 2014年夏修養会主題講義第2講あなたの名は祝福となる御言葉:創世記12:1−8要 節:創世記12:21.主はアブラムに何と言って仰せられましたか, 。アブラムの生まれ故郷、父の家は、どんな所なのでしょうか。また、彼がどこに行くように、と言われましたか。2.アブラムが主の御言葉に従うと、どんな祝福が与えられると、記されていますか, 。「あなたの名は祝福となる。」とは、どんな意味なのでしょうか。3.アブラムは、主の御言葉に、どのように従いましたか, 。アブラムが約束の地に来たとき、そこには、誰が住んでいましたか, 。4.アブラムは、自分に現れてくださった主のために、何をしましたか, 。主に礼拝し、主とともに旅を続けるアブラムについて、話してみましょう。

14Matthew02.イエス・キリストの弟子に求められる義

14matthew02, イエス・キリストの弟子に求められる義, 2014年マタイの福音書第2講, イエス・キリストの弟子たちに求められる義御言葉:マタイの福音書5:17−48要 節:マタイの福音書5:201.イエス様が来られた目的は何でしょうか, 。戒めを守り、また、守るように教える者は、なぜ天の御国で偉大な者と呼ばれるのですか, 。弟子たちに求められる義のレベルについて、話してみましょう, 。2.イエス様は、殺人に関する戒めについて、どのように教えておられますか, 。イエス様は、「姦淫」と「離婚」について、どのように教えておられますか, 。3.イエス様は、誓いについて、どのように教えられますか」, 。無理な要求をする者に対して、弟子たちはどのような態度を取るべきでしょうか, 。4.弟子たちは、敵に対して、どのような態度を取るべきでしょうか, 。私たちが自分の敵を愛し、迫害する者のために祈ると、どんな祝福が与えられるのですか, 。イエス・キリストの弟子たちは、何を目指すべきでしょうか

14Matthew03.神の国とその義とをまず第一に

14matthew03, 神の国とその義とをまず第一に, 2014年マタイの福音書第3講神の国とその義とをまず第一に求めなさい御言葉:マタイの福音書6:19−34要 節:マタイの福音書6:331.なぜ、自分の宝を地上のたくわえるのをやめなければならないのでしょうか, 。天に自分の宝をたくわえる理由は何でしょうか, 。宝と心はどんな関係にあるのですか, 。2.「目が健全であること」と、「目が悪いこと」とは、それぞれ何を意味しますか, 。その結果は、どのように違うのでしょうか。私たちは、なぜ神様にも仕え、また富にも仕えることができないのでしょうか, 。3.飲食や着物のために心配する人々は、何を知るべきなのでしょうか, 。イエス様は、空の鳥と野のゆりを通して、何を教えておられますか, 。心配する人の根本問題は何でしょうか, 。4.私たちはなぜ、飲食や着物のために、心配する必要がありませんか, 。私たちに、何が必要であるのかを知っておられる神様について、話してみましょう。5.だから、私たちは、まず第一に何を求めるべきでしょうか, 。まず神の国とその義とを求めることは、何を意味するのでしょうか。そうすれば、神様は私たちに、どのようにしてくださるのですか, 。なぜ、あすのために、心配する必要がないのですか

14Matthew04.主イエスのことばを聞いて

14matthew04, 主イエスのことばを聞いて, 2014年マタイの福音書第4講主イエスのことばを聞いて、それを行う者御言葉:マタイの福音書7:13−29要 節:マタイの福音書7:241.イエス様は、どんな門から入りなさい、と言われますか, 。なぜ、「狭い門」よりも、「広い門」(道)から入って行く人が多いのでしょうか, 。しかし、私たちはなぜ、「狭い門」から入るべきなのでしょうか, 14,参照:ヨハ10, 9,14, 。2.なぜ、「にせ預言者たち」に、気をつけなければならないのですか, 15,使20, 。にせ預言者かどうかを見分ける方法は、何でしょうか, 。3.「良い木」と「悪い木」は、それぞれどんな実を結びますか, 。良い実を結ばない木は、どうなってしまいますか, 。どうすれば、良い実を結ぶことができるのでしょうか, 参照:マタ13, 。4.どんな人が、天の御国に入るのですか, 。その日には、大ぜいの者が、主に何と言うのでしょうか, 。しかし、その時、主は彼らに何と言われるのでしょうか, 。5.「賢い人」とはどんな人ですか, 。その人はなぜ、洪水や風(嵐)の時でも、倒れなかったのでしょうか, 。反面、「愚かな人」とはどんな人ですか。その人はどうなってしまったのでしょうか, 。私たちは、どんな岩の上に、自分の人生を建てるべきなのでしょうか, 参照:申32, 4,詩18, 。群衆は、イエス様のどんな点に驚いたのでしょうか

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14sbc1.罪人を招くために来られたイエス様

14sbc1, 罪人を招くために来られたイエス様, 2014年夏修養会第1講罪人を招くために来られたイエス様御言葉:マタイの福音書9:1−13要 節:マタイの福音書9:131.人々が中風の人をイエス様のみもとに運んで来た時、イエス様は彼らの何をご覧になりましたか, 。そして、中風の人に何と言われましたか, 。すると律法学者たちは、心の中で、何と言いましたか, 。2.イエス様は彼らに何を知らせようとされましたか, 。そのために、どんなことをされましたか, 。「罪を赦す」権威を持っておられるイエス様について、考えてみましょう。3.どのようにして、イエス様はマタイを弟子として召されましたか, 。「わたしについて来なさい。」とは、どのような意味があるのでしょうか。パリサイ人たちはなぜ、イエス様を非難しましたか, 。4.医者を必要とするのは、どんな人ですか, 。イエス様は、彼らに何を学んでくるように、と言われましたか, 。イエス様は、誰を招くために、来られましたか

14Genesis26.あなたを大いなる国民とする

14genesis26, あなたを大いなる国民とする, 2014年創世記第26講, あなたを大いなる国民とする(約束と実現)御言葉:創世記46−48章要 節:創世記46:3,47:271.イスラエルは、エジプトへ向かっている途中、どこで、何をしましたか, 。彼はなぜ、エジプトに下ることを、恐れていたのでしょうか。そのような彼に、神様はどんな約束(保障)をしてくださいましたか, 。神様の約束に対して、彼はどのようにしましたか, 。2.22年ぶりに再会したヨセフと、イスラエルはどのような思いだったのでしょうか, 。家族をパロに会わせる前に、ヨセフは全家族にどのような助言をしましたか, 。その理由は何でしょうか, 。ヨセフの全家族は、パロからどんな厚意を受け取ったのでしょうか, 。3.パロの前に立つようになったヤコブは、パロに何をしましたか, 7,新共同訳47, 。ヤコブはパロに、自分の人生がどうだったと言いましたか, 。ヨセフは、その父ヤコブと全家族のために、どんな地を与えましたか, 。4.ききんはどれだけ激しかったのでしょうか, 。そのようなききんの中で、ヨセフはどんな政策を立てましたか, 。それは、何のためだった、のでしょか, 。5.主の約束はどのように成就されましたか, 27,46, 。自分の死が近づいていることを知ったヤコブは、ヨセフを呼び寄せて、何を求めましたか, 。なぜヨセフは、先祖たちの墓に葬られることを願っていたのでしょうか。6.なぜヤコブは、「ヨセフの子どもを自分の子どもにする」と言ったのでしょうか, 。ヤコブは、エフライムとマナセを、どのように祝福しましたか, 。ヤコブは何を確信していましたか, 。そして、ヨセフに何を約束しましたか, 22,ヨシ24

14Genesis21M ヤコブからイスラエルに

14genesis21m, ヤコブからイスラエルに, 2014年創世記第21講 ヤコブからイスラエルに御言葉:創世記31&#8315, 33章要 節:創世記32:28「その人は言った。「あなたの名は、もうヤコブとは呼ばれない。イスラエルだ。あなたは神と戦い、人と戦って、勝ったからだ。」先週、私たちはヤコブがラバンの家で20年間をどのように過ごしていたかを学びました。愛には7年間も数日のように思えるほどの力がありました。また、神様はご自分の約束のゆえにヤコブを大いに祝福してくださいました。ヤコブは大いに富み、多くの群れと、男女の奴隷、およびらくだと、ろばとを持つようになりました。そこで、ヤコブは生まれ故郷の帰ろうとしました。では、ヤコブは生まれ故郷に帰って行く時にどのようなことがあったでしょうか。今日はヤコブの名をイスラエルの変えてくださった神様を学びたいと思います。ヤコブはラバンの息子たちが、「ヤコブはわれわれの父の物をみな取った。父の物でこのすべての富をものにしたのだ」と言っているのを聞きました。ラバンの態度が、以前のようではないのにも気づきました。その時に、神様からの命令もありました。31章3節をご覧ください。「主はヤコブに仰せられた。「あなたが生まれた、あなたの先祖の国に帰りなさい。わたしはあなたとともにいる。」と言われたのです。そこで、ヤコブは二人の妻を呼び寄せて自分が生まれ故郷に帰られなければならない理由を説明しました。ヤコブはラバンとその息子たちの態度を考えると一刻早くそこから離れて行きたかったと思います。でも、彼は家族を持つ身として妻たちにもちゃんと神様の導きを説明しました。それに対して妻たちも心を開いてヤコブの決断に同意し、「さあ、神があなたにお告げになったすべてのことをしてください。」」と励ましています。素晴らしい夫婦関係であることが示されてあります。このように夫が妻に説明し、妻は夫を理解し、励まして行くなら、家庭に平和が保たられるでしょう。特に夫は妻の励ましがあると確信を持って行動することができるでしょう。17, 21節を見るとヤコブは、家族と全財産をもって出発しました。ラケルは父ラバンの所有のテラフィム, 先祖代々の守り神, を盗み出しました。ヤコブはそんなことは知らぬまま、ユーフラテス川を渡り、ギルアデの山地へ向かいました。三日目に、ヤコブが逃げたことがラバンに知らされると、彼は身内の者たちを率いて、七日の道のりを、彼のあとを追って行きます。そしてギルアデの山地でヤコブに追いつきました。その時、ヤコブの一行は何も武装していませんでした。しかし、神様はヤコブの味方になってくださいました。31章24節をご一緒に読んでみましょう。「しかし神は夜、夢にアラム人ラバンに現れて言われた。「あなたはヤコブと、事の善悪を論じないように気をつけよ。」とあります。もし、この時に神様がこういうことを命じておかなかったら、ヤコブはひどい目に遭わせられたことでしょう。ヤコブたちは取り戻されるしかありませんでした。しかし、前の夜、夢に現れた神様がラバンを注意してくださったのでヤコブたちに害を加えることはしませんでした。ただ、ラバンは守り神のテラフィムが盗まれたことについて言いました。「なぜ、私の神々を盗んだのか。」と責めたのです。ヤコブはラバンに「あなたが、あなたの神々をだれかのところで見つけたなら、その者を生かしてはおきません。私たちの一族の前で、私のところに、あなたのものがあったら、調べて、それを持って行ってください。」と言いました。ヤコブは、ラケルが盗んだことを知らなかったので大胆に言えたでしょう。テラフィムが見つかったらラケルは殺されてもいいようなことを言ったのです。ところが、ラケルはテラフィムをらくだの鞍の下に入れ、その上に座っていてラバンに言いました。「父上。私はあなたの前に立ち上がることができませんので、どうかおこらないでください。私には女の常のことがあるのです。」。たまたま女の常のことがあったかも知れませんがラケルは嘘を言ったと思います。結局ラバンはさテラフィムを見つけることができませんでした。すると、今度はヤコブが怒ってラバン咎めます。36節をご覧ください。「そこでヤコブは怒って、ラバンをとがめた。ヤコブはラバンに口答えして言った。「私にどんなそむきの罪があって、私にどんな罪があって、あなたは私を追いつめるのですか。」とあります。それから、自分がラバンの家でどのように過ごして来たのかを説明しました。40, 42節もご覧ください。「私は昼の暑さに、夜は寒さに悩まされて、眠ることもできない有様でした。私はこの二十年間、あなたの家で過ごしました。十四年間あなたのいふたりの娘たちのために、六年間はあなたの群れのために、あなたに仕えてきました。それなのに、あなたは幾度も私の報酬を変えたのです。もし、私の父の神、アブラハムの神、イサクの恐れる方が、私についておられなかったなら、あなたはきっと何も持たせずに私を去らせたことでしょう。神は私の悩みとこの手の苦労とを顧みられて、昨夜さばきをなさったのです。」とあります。ヤコブは幾度も騙されましたが、それでも忠実に働いてきたことを言いました。神様が味方してくださったこともはっきりと言いました。彼は「私の父の神、アブラハムの神、イサクの恐れる方」と呼んでいます。ヤコブは幼い時から父イサクは神様を恐れていることを見ていた、その神様が自分についておられることを体験して来ました。長旅の中でも、何度も騙されたラバンの家でも父イサクの恐れる神様が自分の保護者となって守り導かれたのです。ヤコブは神様が自分の悩みと手の労苦を顧みられ、裁きもなされることを証しています。そこでラバンは何も言えなくなりました。ただ、自分の娘たち、孫たちのためにヤコブと契約を結び、子どもたちと娘たちに口づけして、彼らを祝福しました。それからラバンは去って、自分の家へ帰りました。こうしてラバンの問題は解決されました。しかし、すべての問題が解決されたのではありません。もっと深刻な問題がありました。それは兄エサウの問題です。エサウが住んでいある故郷が近くなれば近くなるほど彼は恐れ、心配するようになりました。それは自分が家から出る時、長子の権利を奪い取り、兄を騙した罪の問題が解決されていなかったからです。かつて怒り狂ってヤコブを殺そうとした兄エサウを思い出すたびに恐くなっていたでしょう。この罪の問題が心から平安を奪い取っていました。ラケルを愛していても子どもたちが生まれ、財産が増えて行っても心の中にある罪意識と恐れは消え去りませんでした。この兄エサウとの関係、罪の問題が解決されない限り、故郷に帰っても恐れと不安の中で過ごさなければなりません。だから兄エサウと関係を改善すること、和解することは、故郷に戻る大前提でした。そんなヤコブを深く哀れんでくださる神様は旅を続けているヤコブに神の使いを送ってくださいました。32章1, 2節をご覧ください。神の使いがヤコブに現れた時、彼は「ここは神の陣営だ」と言って、その所の名をマハナイムと呼びました。神様は彼を励まそうと二つの軍隊が彼とともにあることを示してくださったのです。詩篇34, 7を見ると「主の使いは主を恐れる者の回りに陣を張り、彼らを助け出される。」とあります。今も神様は軍隊のような主の使いを送って私たちを助け出される方です。ところが、ヤコブは主を恐れるより兄のエサウばかり意識していました。兄のエサウが四百人を引き連れて迎えにやってきていると聞いたヤコブの心はどうでしたか。32章7、8節をご一緒に読んでみましょう。「そこでヤコブは非常に恐れ、心配した。それで彼はいっしょにいる人々や、羊や牛やらくだを二つの宿営に分けて、「たといエサウが来て、一つの宿営を打っても、残りの一つの宿営はのがれられよう」と言った。」とあります。ヤコブは今までの生活の中でこれほど恐れ、心配したことはなかったでしょう。彼は非常に恐れたのでいろいろ考えた末に、第一段階として賄賂作戦を立てました。彼はいっしょにいる人々や、羊や牛やらくだを二つの宿営に分けて、「たといエサウが来て、一つの宿営を打っても、残りの一つの宿営はのがれられよう」としました。それから神様に祈りもしました。9ー12節をご覧ください。「そうしてヤコブは言った。「私の父アブラハムの神、私の父イサクの神よ。かつて私に『あなたの生まれ故郷に帰れ。わたしはあなたをしあわせにする』と仰せられた主よ。私はあなたがしもべに賜ったすべての恵みとまことを受けるに足りない者です。私は自分の杖一本だけを持って、このヨルダンを渡りましたが、今は、二つの宿営を持つようになったのです。どうか私の兄、エサウの手から私を救い出してください。彼が来て、私をはじめ母や子どもたちまで打ちはしないかと、私は彼を恐れているのです。あなたはかつて『わたしは必ずあなたをしあわせにし、あなたの子孫を多くて数えきれない海の砂のようにする』と仰せられました。」とあります。このように祈っても安心できませんでした。今回は4段階の作戦を立てました。ヤコブは手もとの物から兄エサウへの贈り物を選び、一群れずつをそれぞれしもべたちの手に渡しました。それから、彼らが兄エサウに「これらすべてのものはヤコブのものであること、それら兄エサウへの贈り物であることを伝えるにようにしました。ものに弱かった兄の心をよく知っていたヤコブは多くの物を兄に上げて心を和らげようとしたのです。それで第二の者にも、第三の者にも、また群れ群れについて行くすべての者にも命じました。「あなたがたがエサウに出会ったときには、これと同じことを告げ、そしてまた、『あなたのしもべヤコブは、私たちのうしろにおります』と言え。」と言いました。ヤコブは、自分より先に行く贈り物によってエサウをなだめ、そうして後、エサウの顔を見ると、自分を快く受け入れてくれるだろうと思ったのです。ヤコブは、今まで何度も神様を体験したし、今回も神様の軍隊が自分とともにいることも示されました。それにも関わらず兄エサウのことで恐れていました。彼は何とかして、被害を最小限に食い止めようと思い、宿営を二つに分け、出来る限り、精一杯の祈りも捧げました。その上、エサウの怒りを静めるために、ものすごい綿密な計算をして段階的に贈り物も備えました。しかも、何回かに分けて、時間を置きながら渡そうと考えたのです。 このようにヤコブは、「自分の手で何とか解決する」努力をしました。それでも、目の前が真っ暗でした。全く希望が見えませんでした。私たちの人生にもこのような時があると思います。私たちも長い人生の中でヤコブのように知恵を尽くし、いろいろな対策を立ても希望が見えない時に遭う時があるのです。もちろん、ヤコブのように最善を尽くして生きて行くうちに、自分の力で得られるものがあります。努力の代価として大学に進学し、就職し、地位も上がります。結婚して家族と仲良く過ごします。ところが、あるときは、非常に恐れ、心配せざるを得ない問題にぶつかるときがあるのです。その時には何も助けになりません。骨を折る苦労をして儲かった財産も、社会的な地位も、同窓会や同好会などの人間関係も力になりません。力を尽くして育てた子どもたちも、最愛の妻や夫さえも全く力にならないのです。それがある人には健康の問題であります。進学や就職の問題である場合もあります。職場での上司の問題である場合もあります。ヤコブにおいてはそれが兄エサウの問題であり、罪の問題でした。父を騙し、兄を騙した罪の問題は20年の歳月が流れてもなかなか解決されませんでした。人を騙した罪による恐れと不安の問題は自分の財産を尽くしても、自分にある知恵を尽くしても解決できなかったのです。, 7年間働いても数日のように思ったほどに愛した妻ラケルも非常に恐れ、心配しているヤコブの力になりませんでした。では、神様はこのようなヤコブをどのように助けてくださいましたか。24bをご覧ください。「すると、ある人が夜明けまで彼と格闘した。」とあります。ある人」が夜明けまで格闘した。「ある人」は神様であるとされます(28, 30)。格闘は、ヤコブのもものつがいがはずされ、足が不自由になったとあるように体と体をぶつけ合う、肉体的な戦いでした。しかし、それ以上の霊的経験をもたらすものでありました。神様はヤコブと勝てない状況に置かれています。不思議な言い回しです。しかしそれは、神様の弱さというよりも、ヤコブが弱さを認めたことです。自分が弱いからこそ、神様の祝福なくして、これ以上は一歩も先には進めないというヤコブの執拗さを物語っているのです。厚かましいほどに神様にすがりついていることです。自分の底つきを経験すると私たちはどうなりますか。もはや神様の祝福を求めるしかありません。その他に道がありません。そういう心から切に祈る時に私たちが神様に出会い、神様に答えらる場合もあります。26bをご覧ください。「しかし、ヤコブは答えた。「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」とあります。そこで神様はヤコブに言いました。「あなたの名は何というのか。」。そこで彼は答えた。「ヤコブです。」と言いました。ヤコブは自分が嘘つき、詐欺師であると告白したことです。つまり、私は父親を騙し、兄も騙した人間ですと告白したのです。そこで神様は何と言われましたか。28節をご一緒に読んでみましょう。「その人は言った。「あなたの名は、もうヤコブとは呼ばれない。イスラエルだ。あなたは神と戦い、人と戦って、勝ったからだ。」 神様は「あなたは神と戦い、人と戦って、勝った!」と勝利を譲ってくださいます。神様は私たちの所まで来て格闘してくださるお方です。慈しみと恵みに満ちた神様が私の内面が変わるように、存在と人格が変えられて行くようにしてくださいます。真の勝利は神様に出会い、私の存在が変えられるところにあります。ヤコブはこの戦いで「イスラエル」という新しい名を与えられていきます。それは「神と争う者」という意味です。ヤコブの存在が変わりました。神様と格闘して自分の存在が変わると周りも変わっていました。そこでヤコブは神様との格闘の故に得た祝福の素晴らしい経験を記念し、その場所を「ペヌエル」と名づけました(31節)。そこに太陽が昇りました。まさに新しい出発を照らす、希望の光であったことでしょう。実に素晴らしい光景です。今までは暗かった夜の世界から、明るくすがすがしい、朝の世界が甦ってきました。そこで、ヤコブは平安を与えられて歩き出しました。太ももを傷めた足を引きずりながらも、彼は主が共にいて祝福を与えてくださった、という確信を与えられていました。平安と愛を持って兄と出会うために、歩き始めました。彼は、たといどんなことがあっても、殺されてもよいから、兄と和解しよう、と心に決めたことでしょう。そういう素晴らしい希望を持って一歩一歩大地を踏みしめました。そして33章にはヤコブとエサウの和解が記されてあります。神様はヤコブの思いに勝る仕方で、兄弟の和解をなさしめて下さったのです。神様を信じる者にとって窮地は神様と出会う機会になります。直接に働いてくださる神様と格闘する機会になります。その格闘の中で私と付き合ってくださる神様の愛と力の体験ができます。信仰を失わない限り、失敗も成功に繋がります。絶望、孤独、非常に恐れ心配せざるを得ない状況は神様が真に祝福の神様であることを知る、重要な機会になるのです。真に神様にすべてをゆだね、神様が動いてくださることを知る時であります。私たちの予測する結果がすべてではなく、神様の出される結果があることを知る時でもあります。私の自我が砕かれ、新しい存在に生まれ変わるチャンスでもあります。私たちが神様への信仰を持ち続けるなら、計り知れない可能性と祝福を経験して行く事ができます。どうか、私たちもヤコブのように神様の御言葉を覚えて祈り、神様と出会って神様を体験して行きますように祈ります。