聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2024]

2024年 08月 15日 (木)

エゼキエル書 15:1-16:34(16:32)
イスラエルは姦婦のようだ

主はイスラエルが実り豊かなぶどう畑となることを願い、愛を持って世話をしました(イザヤ5:1-2)。ところが、彼らは不誠実になり、役に立たないものになりました。森の木立のブドウの木のようになり、火の中に投げ込まれて燃やされるだけの薪のようになりました。バビロン軍がエルサレムを包囲し攻撃してきた時、人々は心へりくだって主に立ち返るべきでした。しかし、頑なに主を拒み続けたエルサレムの人々は、役に立たない者どころか、さらに悪い者になりました。

もともとエルサレムは生まれた時、誰からも助けてもらえず、野に捨てられた赤ちゃんのようでした。そのとき、神様が血まみれになっている赤ちゃんを助けてくださいました。そして、赤ちゃんが野草のように育って美しい乙女になった時、その裸を衣でおおい、誓って、契りを結んで神様のものにしてくださいました。各種の貴重なもので飾り、華やかな王冠をかぶせ、女王の位にまで引き上げてあげました。しかし、彼女は自分の美しさに拠り頼み、だれにでも身を任せて姦淫をしました。高き所を造り、その上で姦淫を行いました。神様が与えた金や銀の美しい品々を取って、男の像を造り、それと姦淫を行いました。着物を取って、偶像をおおい、油と香をささげました。神様のために産んだ自分の息子や娘たちを殺し、焼いて、ささげ物としました。 エルサレムは、かつて自分が丸裸のまま血の中でもがいていた頃のことを思い出しませんでした。さらに、エジプト、アッシリヤ、カルデヤ人とも姦通し、贈り物をして、姦淫を犯しました。エルサレムは火に投げ入れられる薪のようでした。



祈り:主よ、あなたの忠実な愛が、私にとって必要なすべてです。私もあなたに対して忠実でいられるよう助けてください。

一言:主に忠実であれ


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