□1月26日(主日)
ダビデに免じて一つのともしびを与え
列王記第一15:1-24(4)
聖書本文
15:1 ネバテの子ヤロブアムの第十八年に、アビヤムがユダの王となり、
15:2 エルサレムで三年間、王であった。彼の母の名はマアカといい、アブサロムの娘であった。
15:3 彼は、かつて自分の父が行ったあらゆる罪のうちを歩み、彼の心は父祖ダビデの心のように、彼の神、【主】と一つにはなっていなかった。
15:4 しかし、ダビデに免じて、彼の神、【主】は、彼のためにエルサレムに一つのともしびを与えて、彼の跡を継ぐ子を起こし、エルサレムを堅く立てられた。
15:5 それは、ダビデが【主】の目にかなうことを行い、ヒッタイト人ウリヤのことのほかは、一生の間、主が命じられたすべてのことからそれなかったからである。
15:6 レハブアムとヤロブアムの間には、彼の一生の間、戦いがあった。
15:7 アビヤムについてのその他の事柄、彼が行ったすべてのこと、それは『ユダの王の歴代誌』に確かに記されている。アビヤムとヤロブアムの間には戦いがあった。
15:8 アビヤムは先祖とともに眠りにつき、人々は彼をダビデの町に葬った。彼の子アサが代わって王となった。
15:9 イスラエルの王ヤロブアムの第二十年に、ユダの王アサが王となった。
15:10 彼はエルサレムで四十一年間、王であった。彼の母の名はマアカといい、アブサロムの娘であった。
15:11 アサは父祖ダビデのように、【主】の目にかなうことを行った。
15:12 彼は神殿男娼を国から追放し、先祖たちが造った偶像をことごとく取り除いた。
15:13 また、母マアカがアシェラのために憎むべき像を造ったので、彼女を皇太后の位から退けた。アサはその憎むべき像を切り倒し、これをキデロンの谷で焼いた。
15:14 高き所は取り除かれなかったが、アサの心は生涯、【主】とともにあり、全きものであった。
15:15 彼は、父が聖別した物と自分が聖別した物、銀、金、器を、【主】の宮に運び入れた。
15:16 アサとイスラエルの王バアシャの間には、彼らが生きている間、戦いがあった。
15:17 イスラエルの王バアシャはユダに上って来て、ラマを築き直し、ユダの王アサのもとにだれも出入りできないようにした。
15:18 アサは、【主】の宮の宝物倉と王宮の宝物倉に残っていた銀と金をことごとく取って、自分の家来たちの手に渡した。アサ王は、彼らをダマスコに住んでいたアラムの王、ヘズヨンの子タブリンモンの子ベン・ハダドのもとに遣わして言った。
15:19 「私の父とあなたの父上の間にあったように、私とあなたの間にも盟約を結びましょう。ご覧ください。私はあなたに銀と金の贈り物をしました。どうか、イスラエルの王バアシャとの盟約を破棄して、彼が私のもとから離れ去るようにしてください。」
15:20 ベン・ハダドはアサ王の願いを聞き入れ、自分の配下の軍の高官たちをイスラエルの町々に差し向け、イヨンと、ダンと、アベル・ベテ・マアカ、およびキネレテ全域とナフタリの全土を攻撃した。
15:21 バアシャはこれを聞くと、ラマを築き直すのを中止して、ティルツァにとどまった。
15:22 そこで、アサ王はユダ全土にもれなく布告し、バアシャが建築に用いたラマの石材と木材を運び出させた。アサ王は、これを用いてベニヤミンのゲバとミツパを建てた。
15:23 アサのその他のすべての事柄、すべての功績、彼が行ったすべてのことや彼が建てた町々のこと、それは『ユダの王の歴代誌』に確かに記されている。ただ、彼は年をとってから、両足とも病気になった。
15:24 アサは先祖とともに眠りにつき、先祖とともに父ダビデの町に葬られた。彼の子ヨシャファテが代わって王となった。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
レハブアムの子アビヤムがユダの王となりました。彼は父と同じく主の前に罪を犯し、心はダビデのように、主と一つではありませんでした(3)。しかし、神様はユダを守り続け、彼の家系を保ちました。それは彼の父祖ダビデがヒッタイト人ウリヤのことのほかは、一生の間主に従って生きたからでした。
アビヤムは死に、彼の子アサが王となって四十一年間エルサレムを統治しました。アサはダビデのように、主の目にかなうことを行いました。偶像崇拝や神殿男娼を国から排除しました。祖母マアカが憎むべきアシェラ像を造った際も、彼女を皇太后から退けて、偶像を切り倒して焼きました。彼は人間的な感情に流されることなく、主のために実行しました。まだ高き所は取り除かれませんでしたが、アサは主に従い続けました。しかし、晩年に北イスラエルが攻めて来た時と足の病気にかかった時、神様ではなく人間的な方法に頼ることがありました(歴代誌第二16:7-12)。彼は先祖たちとともに眠り、彼の子ヨシャファテが王となりました。
神様はダビデの従順に免じて王や国の状態にかかわらず、ただ恵みによってユダを支え、守ってくださいました。
祈り:大きな憐れみをもって主が私たちを愛して下さっている事を感謝します。この世において私たちがイエスキリストに免じて立てられたともしびとして用いられるようにどうか助けて下さい。
一言:ダビデのような一人
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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