聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2019]

2019年 03月 15日 (金)

列王記第二 10:1-36(30)
わたしが心に定めたことをことごとく行ったので

 エフ-はアハブとイゼベルに対する審判だけで終えようとしませんでした。アハブの子孫70人を、北イスラエルの首都サマリヤの長老たちを通して殺すようにしました。そしてアハブの家に属する者であれば、身分の高い者、親しい者、そして祭司たちもすべて殺しました。さらに、アハブと親族関係にあるユダのアハズヤ王の身内の者たち42人も殺しました。これは、再びアハブの家が立ち上がれないようにするためでした。
 この日の後、エフ-は集会を催すという名目で、バアルに仕える全イスラエルの預言者と祭司たちをバアルの宮に集めました。そして彼らに祭服を与え、宮の中に彼らのほかは誰もいないようにしました。ただバアルに仕える者だけを滅ぼすためでした。いよいよ全焼のいけにえをささげ終わったとき、一人も逃げることがないようにして、全滅させました。そしてバアルの木像を燃やし、宮を壊し、これを公衆便所としました。
 エフ-は、イスラエルからバアル崇拝を完全に根絶やしにしました。ただしヤロブアムの金の子牛は残したため、偶像崇拝が全て清算されたわけではありませんでした。しかしながら、彼は召された通り、自分の役割を、最善を尽くして担いました。神様が彼に仰せられることは何ですか。「あなたはわたしの見る目にかなったことをよくやり遂げ、アハブの家に対して、わたしが心に定めたことをことごとく行ったので、あなたの子孫は四代目まで、イスラエルの王座に着こう。(30)」彼は、イスラエルの初代王サウルのように、人の立場や状況を考慮して従う愚かなことは犯しませんでした。罪を清算するためには、徹底的に全滅させるまで努力しました。
 神様の心には愛もありますが、聖さもあります。神様の聖さを汚す罪に対して、悔しい心、砕かれた心が必要です。そして、この罪を根絶やしにするためには、熱心であることが必要です。それが神様への愛であり、忠実さでもあります。イエス様も、熱心に、私たちの罪の問題を根絶やしにするため、あきらめることなく十字架について下さいました。あきらめることなく祈って、熱心に、主の召されを担っていきましょう。


適用:私と時代の罪に対してどんな気持ちを持っていますか

一言:神様の心に定めたことをことごとく行おう


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