聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2019]

2019年 05月 05日 (日)

列王記第二18:1-16(6)
主に堅くすがって離れることがなかったヒゼキヤ

 ユダの王ヒゼキヤは、大々的な宗教改革を断行しました。高き所を取り除き、石の柱を打ちこわし、アシェラ像を切り倒し、モーセの作った青銅の蛇を打ち砕きました。そのころまでイスラエル人は、青銅の蛇に香をたいていて、これをネフシュタンと呼んでいたのです。(4)
 ヒゼキヤが見る限り、ユダ王国の危機は、政治的な問題、あるいは経済的な問題などではなく、偶像崇拝の罪のゆえでした。ヒゼキヤは主に堅くすがって離れることがありませんでした。彼は神様に、唯一の頼みとして強くつかまり、しがみついたのです。彼は主にすがって、主がモーセに命じられた命令を守りました。主はこのような彼とともにおられ、彼がどこへ出陣しても勝利を収めるようにしてくださいました。そしてヒゼキヤはアッシリヤの王に反逆し、彼に仕えませんでした(7)。彼はペリシテ人を打ってガザ地方を占領しました。
 ヒゼキヤ王の第四年に、アッシリヤの王シャルマヌエセルが北イスラエルのサマリヤに攻め上り、三年後には攻め取ってしまいました。ヒゼキヤ王の十四年目には、アッシリヤの王セナケリブがユダを攻撃してきましたが、主にすがったヒゼキヤは国を守ることが出来ました。
 神様との関係によって、私たちの人生は大きく変わります。神様を愛し、神様にすがった人は何をしてもうまくいきます。しかし、神様を遠ざけて御言葉に従わない人は、砂の上に建てられた家のようになります。私たちは足りないところが多く弱い者ですが、神様を愛し、神様にすがる生活をするならば、何をしても栄える人生になるのです。


適用:何をしても栄える人になりたいですか

一言:神様にすがる人



2019年 05月 06日 (月)

列王記第二18:17-37(36)
一言も答えなかった

 アッシリヤの王セナケリブが、再びユダのエルサレムに攻め上って来ました。彼はラブ・シャケを通してイスラエルの民を嘲笑い、恐れを植えつけました。「いったい、おまえは誰をより頼んでいるのか。口先だけのことばが、戦略であり、戦力だと思い込んでいるのか。今、おまえは誰により頼んで私に反逆するのか。(19,20)」と脅かし、神様とイスラエルとの間を裂こうとました。もし、イスラエルのほうで乗り手をそろえることができれば、二千頭の馬を与えようと嘲りました。また、自分たちがイスラエルを攻め上って滅ぼすのは神様の御旨であるという嘘をもつきました。そして、イスラエルがアッシリヤと和を結び、降参するなら、自分のぶどうと自分のいちじくを食べ、また自分の井戸の水を飲めるようになると、そそのかしました。これらは、もちろん真っ赤な嘘でした。ラブ・シャケのうまい話には裏があり、サタンの話し方とよく似ています。
 神様と霊的な指導者に対して不信を植え付けるのが、まさにサタンの戦略です。アッシリヤは周囲の国々を続々と征服したことに、威張り、これでイスラエルの民の気をくじこうとしました。しかし、「彼に答えるな」というのがヒゼキヤ王の命令でしたので、イスラエルの民は一言も答えず、黙っていました。
 サタンとの霊的な戦いで勝利するためには、サタンの話に耳を傾けてはいけません。エデンの園でアダムとエバもサタンの口先だけのうまい言葉に気を向けて話しているうちに巻き込まれてしまいました。サタンの甘い言葉は、答える価値もありません。ただ生きておられる神様だけを見上げるべきなのです。
 神様の御言葉を信じ、最後まで信仰によって歩んでいきましょう。神様が必ず勝利を与えてくださるからです。


適用:危機の時に誰の言葉を聞きますか

一言:神様の御言葉を聞きましょう


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