聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2019]

2019年 05月 12日 (日)

列王記第二22:1-20(11)
自分の衣を裂いた王

 アモンは二年目に死に、彼の子ヨシヤは八歳でユダの王となりました。彼は幼い時に王となりましたが、悪い祖父や父と違って、先祖ダビデのすべての道に歩みました。二十六歳になった時、書記と大祭司を遣わして宮の破損の修理をさせました。それまでは、宮が破損しても誰も気にしませんでした。祖父マナセの暴政とアッシリヤの圧制の中で、主に対する信仰は、イスラエル人の中でどんどんと失われてきていました。ところが、ヨシヤ王の第十八年に、宮を修理する環境が整えられたのです。ヨシヤは宮の破損の修理をすることによって、主に対する信仰に再び火が付くことを願いました。
 宮の破損修理をしている時、主の宮で律法の書が見つかりました。書記シャファンは、王の前でそれを読み上げました。王は律法の書のことばを聞いたとき、自分の衣を裂きました。彼は、この国がなぜ困難に陥ったのか、なぜ神様の憤りが自分たちに向かって燃え上がったのかを知りました。それは律法の書のことばに聞き従わず、すべて自分たちについて記されているとおりに行わなかったためでした。彼は悲しみながら自分の衣を裂いて悔い改めました。
 彼はこれから自分がすべきことを捜し始めました。まずこの預言のことばが成し遂げられることを確認するために、預言者に聞きました。彼は、神様の憤りがこの場所に燃え上がり、消えることがないこと、また、自分は安らかに自分の墓に入る、と聞きました。神様のみわざと自分の人生の終わりについて知ったヨシヤは、宗教改革を始めました。


適用:腐敗した時代を新しくするために、どこから始めますか

一言:御言葉を聞いて罪を悟ることから


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