聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2019]

2019年 05月 16日 (木)

列王記第二24:8-17(13)
主の告げられたとおりであった

 エホヤキムの死後、彼の子エホヤキンは十八歳で王となり、わずか三ヶ月間、王でした。彼は、すべて先祖たちがしたとおり、主の目の前に悪を行いました。紀元前597年、バビロンの王ネブカデネザルの家来たちがエルサレムに攻め上り、町は包囲されました。ユダは、エジプトの助けを期待していたかもしれません。しかし、エジプトは何もしてくれず、ネブカデネザルが町に入ってきました。その時、エホヤキンは、その母や、家来たち、高官たち、宦官たちといっしょにバビロンの王にすぐに降伏しました。これが、「第二次バビロン捕囚」です。ネブカデネザルは主の宮の財宝と王宮の財宝をことごとく運び出し、ソロモンが造った主の本堂の中のすべての金の用具を断ち切りました。これらは全て主の告げられたとおりでした(申28:20-68、Ⅰ列王9:6-9、エレミヤ22:24-30)。ネブカデネザルは、エルサレムのすべての高官、すべての有力者、それに職人や、鍛冶屋もみな、捕囚として捕らえ移しました。貧しい民衆のほかは残されませんでした。彼はエホヤキンのおじマタヌヤを王とし、その名をゼデキヤと改めさせました。
 神様の約束は告げられたとおりになります。主は、ユダの王たちと民が神以外のものを偶像崇拝するなら、宮であっても捨てられ、その地の民は捕囚として捕らえ移される、と警告しました。その警告とおりに、彼らは異邦人の捕虜として連れ去られました。ユダ王国が滅びたのはエジプトの助けがなかったからでも、ネブカデネザルが強かったからでもありません。彼らが神様から離れたからです。


適用:神様から離れても滅びないと思いますか

一言:御言葉どおりになる



2019年 05月 17日 (金)

列王記第二24:18-25:30(25:7)
バビロンの王に反逆したゼデキヤの最後

 エホヤキンのおじゼデキヤは二十一歳で王となりました。 彼は、すべてエホヤキムがしたように、主の目の前に悪を行いました。主の怒りによって、ついにエルサレムとユダは御前から投げ捨てられるようになります。バビロンの王ネブカデネザルは、その全軍勢を率いてエルサレムを攻め、陣を敷き、周囲に塁を築きました。三年間包囲され続けたエルサレムの町は、ききんがひどくなり、ゼデキヤ王と戦士たちは逃げました。カルデヤの軍勢が王のあとを追い、エリコの草原で彼に追いついたとき、王の軍隊はみな王から離れて散ってしまいました。彼らはゼデキヤの子らを彼の目の前で虐殺し、ゼデキヤの目をつぶし、彼を青銅の足かせにつないで、バビロンへ連れて行きました。バビロンの王の家来、侍従長ネブザルアダンがエルサレムに来て、主の宮と王宮とすべての家を焼き、城壁を取りこわしました。彼は、町に残されていた宗教指導者、戦士の指導者たちを捕らえ、リブラで殺しました。ユダの地はゲダルヤが総督となりましたが、反バビロンの指導者たちは彼を殺しました。その後、バビロンの報復を恐れた民と将校たちはエジプトに避難しました。ユダの王エホヤキンは捕らえ移されて三十七年目に釈放され、一生の間、良い待遇を受けました。
 これらの事は、ゼデキヤがエレミヤを通して与えられた神様の御言葉(エレミヤ21:1-10、34:1-3、37:6-10、38:17-23)に従わず、バビロンの王に反逆することから始まりました。ゼデキヤとユダの民はバビロンの王に仕えなければならないと言ったエレミヤのことばを知っていました。しかし、御言葉を受け入れず、自分なりの考えによってバビロンの王に仕えることを拒み、反逆しました。自分たちの力でなんとかなるだろうと思った彼らでしたが、このような彼らの最後は悲惨でした。自分の考えがあっても、神様の御心に従わなければなりません。そうすれば、いのちと平安を得ることができます。


適用:自分の考えによって神様の御心に逆らいますか

一言:悲惨な最後


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