聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2019]

2019年 07月 15日 (月)

歴代誌第二 7:1-22(19,20)
わたしのおきてとわたしの命令とを捨てると

 ソロモンが祈り終えると、火が天から下ってきて、全焼のいけにえと供え物を焼き尽くしました。これは、神様が彼の祈りを喜んで受け入れたことを意味します。この火とその宮に満ちた栄光のゆえに、民は神様にひれ伏して感謝の礼拝をささげました。ソロモンは、二万二千頭の牛と十二万匹の羊をささげました。こうして、王とすべての民は、神の宮を奉献しました。この祭りは七日間行われ、続いて七日間、仮庵の祭りが行われました。ソロモンが統治するイスラエルの全域から民が集まって、この祭りを盛大に行いました。
 聖会が終わって民が皆帰った後、夜になって主がソロモンに現れました。そして、彼が神殿を奉献し、ささげたすべての祈りの内容を認められました。災いのとき、主の民が悪の道から立ち返り、へりくだって祈るなら、その祈りを聞いて罪を赦し、その地を癒されることを約束してくださいました。そして、神の目と心はいつも神殿にあると言われました。また、ソロモンが父ダビデのように神の命令を守るならば、その王座を確立すると約束されました。
 しかし、もし神様のおきてと命令を捨てて他の神々に仕えるなら、主は彼らの生活の基盤を根こそぎにし、聖別した神殿さえも投げ捨てて、これをすべての民の間で物笑いの種とし、嘲りの的とすると言われます。これはまるで、申命記28章で、神様の御言葉を守れば祝福を受けるが、守らなければ、すべての災害に遭うと宣言された時と似ています。神殿は、彼らが神様の御言葉を守るときにのみ意味があり、神様の御言葉を捨てるなら、何の意味も無くなるのです。神殿を絶対視するなら、それは神殿を偶像化することであり、これは、イエス様の時代にユダヤ人たちが犯した代表的な罪でした。ソロモンは神殿を完成したことで、満足してはいけませんでした。今後さらに御言葉をよく聞いて守って行う必要があります。


適用:栄光と特権が永遠に続くことを望みますか  

一言:御言葉を慕い求め、守りましょう  


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