聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2019]

2019年 07月 21日 (日)

歴代誌第二 13:1-22(12)
主と戦ってはならない

 北イスラエルを王ヤロブアムが統治していたときに、南ユダではレハブアムの子アビヤが王となりました。彼は戦いに勇敢な軍人40万人を選んで、ヤロブアムの勇士80万人と戦うために出ていきました。アビヤは彼の軍隊よりも二倍いるヤロブアムの軍隊の前で、萎縮することもできました。ところが、アビヤは堂々と山の上に立って、ヤロブアムとイスラエルの群れに向かって、「主と戦ってはならない」と言いました。アビヤは、ヤロブアムとその民が南ユダに敵対して戦うことは、主と戦うことだと考えました。
 アビヤは、ヤロブアムが南ユダと戦うことを、なぜ主と戦うことだと言ったのでしょう。それは、神様が塩の契約をもって、イスラエルの国をダビデとその子孫に与えてくださったからです。塩の契約とは、変わらない神様の約束のことを指します。ところが、ヤロブアムは、このような神様の契約がある国を裏切って、自ら王になりました。また北イスラエルでは、主の祭司とレビ人を追い出し、誰でも雄牛と雄羊七頭を引っ張ってくるならば、その人は祭司になることができました。したがって、神様が契約通りにともにおられ、祭司たちも味方となっている南ユダと戦うことは、主と戦うことなのです。主と戦って勝つことはできません。ところがヤロブアムは、自分たちが人数的に優位に立っていることと、相手の裏をかく作戦で、勝利できると思ったようです。伏兵を回してユダを攻めようとしました。しかし、アビヤの言葉通りに、神様はユダとともにおられ、ヤロブアムと全イスラエルは完全に征服されてしまいました。
 神様に仕える個人と国に敵対することは、主と戦うとことと同じです。ともにおられるという神様の契約を掴んで生きている人は、どのような敵の前でも、恐れる必要がありません。神様が私とともにおられ、神様が勝利をくださるからです。


適用:神様に仕える聖徒ですか

一言:神様が勝利を与えてくださる


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