聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2019]

2019年 07月 24日 (水)

歴代誌第二16:1-14(9)
主は御目をもって、あまねく全地を見渡す

 アサ王の治世の第三十六年に、イスラエルの王バシャが、ユダに上って来て、ラマを築こうとしました。これは、イスラエルの民たちが、ユダの王アサのもとにだれも出入りできないようにする為でした。アサ王は、アラムの王ベン・ハダドのもとに銀と金を送り届け、助けを求めました。ベン・ハダドはアサ王の要請の通り、自分の配下の将校たちを差し向け、イスラエルを攻めました。結局、バシャはラマを築くのを諦めて帰りました。その時、予見者ハナニ(預言者エフーの父)がアサ王のもとに来て、王がアラムの王に拠り頼み、神様に拠り頼まなかったので、アラム軍が王の手から逃れたと話しました。アサ王が神様に拠り頼んだ時、神様は戦車と騎兵が非常におびただしかったクシュ人とルブ人の軍隊を王の手に渡されました。神様が選んだ民であるユダの力は、彼らがどれほど神様に拠り頼むかによって、違ってきます。どんな状況の中でも神様に頼るなら、その人たちは強い国になれます。
 神様はあまねく全地を見渡し、神様に拠り頼む者たちを捜しておられます。そして、神様に頼る人には能力を施して下さいます。神様があまねく全地を見渡し、ご自分に頼る者たちを捜しておられる、ということは、神様がご自分に頼る者たちをどれだけ助けたいと思われているか、をあらわしています。神様は、ご自分に頼る者たちを助けようとされる心だけでなく、助けられる能力ももっておられるお方です。ところが、アサ王は病気にかかって、病が重かった時さえも、神様を求めず、逆に医者を求めたので、死んでしまいました。人に助けを求める時のほうが、問題が早く解決するように見えます。しかし、人に頼れば、ますます弱くなるだけです。又、人は一貫性をもって、長く、続けて私たちを助けることは出来ません。神様により頼む時、強くなれます。神様により頼む時、神様が与えて下さる勝利を得ることができます。


適用:神様に全き心で頼っていますか

一言:能力を施す


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