聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2019]

2019年 07月 28日 (日)

歴代誌第二19:1-11(9)
忠実と全き心をもって主を恐れなさい

 ヨシャパテが戦いを終え、無事にエルサレムに戻った時、先見者エフーが出向いて咎め立てました。ヨシャパテ王に、「悪者を助けるべきでしょうか。あなたは主を憎む者たちを愛して良いでしょうか。これによって、あなたの上に、主の前から怒りが下ります。」と言いました。ヨシャパテは預言者を迫害したアハブとは違い、先見者エフーの咎めを受け入れました。彼は神様の御前で悲しむ心で、もう一度ベエル・シェバからエフライムの山地に至る民の中へ出て行き、彼らをその父祖の神、主に立ち返らせました。また、ユダにある全ての城壁のある町々にさばきつかさを立て、町ごとにこれを任命し、自分のすることに注意するようにしました。主への恐れの心で、正しく裁判を実施するように頼みました。ヨシャパテは、悪人を助ける過ちを犯しましたが、彼はすぐに立ち返り、悔い改めの実を結びました。
 ヨシャパテは、エルサレムで、レビ人と祭司の中から、イスラエルに属する氏族のかしらの中から、主の裁きとエルサレム住民の訴訟に携わる者たちを任命しました。エルサレムに、最高裁判所のような法廷が設けられたということです。王は、その最高裁判所の裁判官たちにも、忠実さと全き心をもって、主を恐れ敬いながら務めを果たすように、戒めました。もし、地方の町の裁判官が、訴訟を持ち込んで来たのなら、彼らに警告し、裁判が滞りなくできるように助けるようにと言いました。ヨシャパテは、裁判制度を確立し、イスラエルの中で、神様の公義が立てられるようにしました。
 以上を見ると、神様の御旨を成し遂げ、神様が治める国を建てるなど、ヨシャパテの熱望を知ることができます。イスラエルを強くし、祝福を受けるためには、指導者たちが神様を恐れ敬う信仰で治めなければならないことを、ヨシャパテは確信していました。


適用:神様を恐れ敬いますか

一言:忠実と全き心を尽くし


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