聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2019]

2019年 09月 02日 (月)

歴代誌第二23:1-21(11)
祭司エホヤダの勇気

 アタルヤがユダを治めていた六年間は、ユダ王国にとっては長いトンネルを通るような暗黒の時期でした。しかし、その第七年目になると、祭司エホヤダが奮い立って、ヨアシュをユダの王に立てる決心をしました。エホヤダはまず、百人隊長たちを連れてきて、自分と契約を結ばせました。それで百人隊長たちはユダを巡回し、ユダのすべての町々からレビ人と、イスラエルの一族のかしらたちとを集めてエルサレムに来させました。
 こうして、全集団が神の宮で王と契約を結びましたが、その時、エホヤダは、ダビデの子孫から王がでなければならないことを人々にはっきりと伝えました。そして、まだ幼いヨアシュ王の即位式のために緻密に準備をしました。レビ人は、みな武器を手にして、王の回りを護衛しました。彼らは正しいことのためならば、命さえも惜しまず捨てる覚悟までしたのです。エホヤダは王の子を連れ出し、彼に王冠をかぶらせ、さとしの書を渡して、彼を王と宣言しました。そして彼に油をそそぎ、「王様。ばんざい」と叫んだのでした。
 アタルヤは、謀反に気が付きはしましたが、百人隊の長たちによって、殺されました。彼女の死後、エホヤダはすべての民と王との間で、主の民になるという契約を結ばせました。それから、民はみなバアルの祭壇とその像を打ち砕き、バアルの祭司マタンをも殺しました。エホヤダは主の宮の管理を定めて、これをレビ人と祭司の手にゆだねました。ついに神殿礼拝が回復されたのです。
 結局、自分で王座に就いた悪女アタルヤは惨めに死んでしまいました。指導者になるためには、正当性がなければなりません。私たちは神様の主権に従って指導者を立て、敬うことが出来るように祈ります。


適用 :どんなことでも神様の御旨を先に考えますか

一言:神様の御旨に従って


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