聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2019]

2019年 09月 03日 (火)

歴代誌第二24:1-14(12)
主の宮を新しくしたヨアシュ

 ヨアシュは七歳で王となり、エルサレムで四十年間、王でありました。彼は、祭司エホヤダが生きている間は、主の目にかなうことを行いました。主の宮を新しくしようと、祭司とレビ人を集めて、「あなたがたの神の宮を修理するために、全イスラエルからお金を集めてください」と命じました。ところが、レビ人はその王の命令に対して急いでやろうとしませんでした。それでヨアシュ王はかしらエホヤダを呼び出し、神殿修復に必要な財源を確保することから始めるようにさせました。ヨアシュには、主の宮の修理を急いで完成しようとする熱心さがありました。
 ヨアシュは、献金箱を主の宮の外側に置くように命令しました。そして、神のしもべモーセが荒野でイスラエルに課した税金を主のみもとに持ってくるように、ユダとエルサレムに布告したのでした。すると、すべてのつかさたち、すべての民が喜んで、それを持って来て、箱に投げ入れました。その結果、神殿を修理するのに必要な財源が満ち溢れるほどになりました。ヨアシュとエホヤダは、そのお金を主の宮の奉仕の仕事を行う者に渡しました。彼らは石切り工と木工と鉄と青銅の細工師を雇い、主の宮を修理しました。このようにして、ついに主の宮は元の通りに建てられたのです。また、彼らは主の宮の完工の際、残ったお金で主の宮の器具をも作りました。
ヨアシュは、祭司エホヤダの生きていた間は、彼から良い影響を受けてしっかりと神様に仕えました。主の宮の修理も頑張って綺麗に修理しました。このような彼に、民たちも喜んで従いました。指導者の熱心な心には、人々は心を尽くして従うものです。私たちが良い牧者に従う恵まれた者になるように祈ります。また、他の人々の良き牧者になるようにも祈ります。


適用 : 神様に心を尽くして仕えていますか

一言 : 熱心な心で神様に仕える指導者



2019年 09月 04日 (水)

歴代誌第二24:15-27(20)
あなたがたが主を捨てたので

 エホヤダは百三十歳で死に、ダビデの町に王たちと一緒に葬られました。エホヤダの死後、ヨアシュ王を神であるかのように伏し拝んだユダのかしらたちに影響され、ヨアシュは、アシェラと偶像につかえるようになりました。そのため、神様の御怒りがユダとエルサレムの上にくだりました。主は彼らを主に立ち返らせようと預言者たちを彼らの中に遣わし戒めましたが、彼らは耳を貸そうとしませんでした。
 祭司エホヤダの子ゼカリヤが神の霊に捕らえられて、彼らにこう言いました。「あなたがたは、なぜ、主の命令を犯して、繁栄を取り逃すのか。あなたがたが主を捨てたので、主もあなたがたを捨てられた。」すると、王と民のつかさたちは彼を石で打ち殺しました。その年が改まるころ、アラムの軍勢がヨアシュに向かって攻め上り、民のつかさをひとり残らず殺し、分捕り物を全部、ダマスコの王のもとに送りました。アラムの軍勢は少人数でしたが、主が、ユダの大軍を彼らに渡されました。
 うわべだけ神の民となって、隠れて偶像崇拝をしていたユダに対し、神様は敵対し、アラムの手に渡されました。神様がユダの敵になった時、ユダの軍事力は強くなっていましたが、勝つことが出来ませんでした。ヨアシュは重病の状態で家来たちに殺され、 王たちの墓にも葬られませんでした。神様を捨てた者の最後は悲惨なものです。 私たちが心を尽くして神様を愛する時、神様は私たちを守り、祝福してくださいます。しかし、神様を捨てる時、神様は私たちの敵となられます。私たちが恐れ敬う心を持って神様だけに仕えることが出来るように祈ります。


適用 : 何をしても栄えたいと願いますか

一言 : 主を捨てないこと


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