聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2019]

2019年 09月 05日 (木)

歴代誌第二25:1-13(11)
エドムを打ち破ったアマツヤ

 アマツヤは二十五歳でユダの王となりました。彼の王国が強くなると、自分の父を殺した家来たちを殺しました。その後、アマツヤはユダを招集し、ユダおよびベニヤミン全員を、千人隊の長、百人隊の長の下に、父祖の家ごとに整列させました。こうして二十歳以上で、従軍して槍と大盾を手にする精鋭三十万人を得ました。さらに、イスラエルから銀百タラントで、十万人の勇士を雇いました。ところが、イスラエルの軍勢とともに出征しないようにと、神の人が来て言いました。イスラエル人とは神様がともにおられないからです。また、神様がともにおられないなら、どんなにしっかりと戦争の準備をしようと、勝つことは出来ないと言いました。アマツヤは、イスラエルの軍勢に与えた百タラントのことで、どうしたらよいのかと悩みましたが、神の人は「主はそれよりも多くのものをあなたに与えることがお出来になります。」と言いました。
 アマツヤは神の人の言葉を受け入れて、イスラエルの軍勢を帰らせました。彼は信仰によって奮い立ち、その民を率いて塩の谷に行き、セイルの者たち一万人を打ちました。また、一万人を生けどりにし、岩の頂上から投げ落としました。反面、イスラエルの軍勢は自分の国に帰る道で、ユダの町々に突入し、三千人を打って、多くの物をかすめ奪いました。
 アマツヤは勝利を与えてくださる神様を信じて、イスラエルの傭兵を帰らせました。神様は彼に大きな勝利を与えてくださいました。戦争は神様の手の内にあります。神様には助ける力があり、つまずかせる力もあるのです。私たちが神様の御言葉に心から従うことによって霊的戦争で勝利を収めることが出来るように祈ります。


適用 : 誰を信じて戦いますか

一言 : ただ神様



2019年 09月 06日 (金)

歴代誌第二25:14-28(27)
高慢になったアマツヤの最後

 アマツヤは、エドム人を撃ち殺して帰って来て後、セイルの者たちの神々を持ち帰り、仕えました。彼は、エドムを富ませたエドムの偶像が羨ましかったようです。神様はこのようなアマツヤに怒りを燃やし、預言者を遣わして叱られましたが、アマツヤは受け入れませんでした。神様はアマツヤを滅ぼそうと計画されました。
 高慢になったアマツヤは、イスラエルに対して戦いを挑みました。これは神から出たことで、彼らがエドムの神々を求めたので、彼らを敵の手に渡すためでした。戦争の結果は、ユダの惨敗でした。アマツヤはイスラエルの捕虜となり、エルサレムの城壁は四百キュピトが打ち壊されました。また、神の宮にあったすべての金と銀、およびすべての財宝と人質をもサマリヤに移されました。アマツヤの失敗は軍事的な失敗ではありませんでした。偶像崇拝に対する神様の裁きでした。
 アマツヤが神様を捨てたので、神様も彼を捨てました。彼は結局、反乱軍に追われ、ラギシュに逃げましたが、そこで殺されました。彼は父ヨアシュの悲劇的な最後を自分の教訓としなければなりませんでした。しかし、彼は高慢になって父の前轍を踏んでしまいました。ヨアシュとアマツヤも、二人とも最初の出発は良かったのですが、勝利の時に高慢になって神様を捨てました。預言者の助言を聞き入れず、自分に都合の良い偶像崇拝を選んでしまい、二人とも波乱軍によって悲惨な最期を迎えました。私たちは、勝利の時、むしろ高慢に陥りやすいです。しかし、神様は高慢が一番お嫌いです。私たちは自分の本分を知って、謙遜に神様と神様の僕の言葉に耳を傾けなければなりません。神様は高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになるお方です(ヤコブ4:6)。


適用 : いつから悲劇が始まりますか

一言 : 主を捨てた時から


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