聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2019]

2019年 09月 07日 (土)

歴代誌第二26:1-23(5)
ウジヤの栄えと失敗

 ウジヤは十六歳でユダの王となり、五十二年間エルサレムを治めました。彼はすべて主の目にかなうことを行いました。彼の傍には常に霊的な助言をするゼカリヤという人がいました。5節には、「彼は神を認めることを教えたゼカリヤの存命中は、神を求めた。彼が主を求めていた間、神は彼を栄えさせた」とあります。ウジヤの名はエジプトの入口まで届くようになりました。それは、彼の勢力が並外れて強くなったからでした(8)。彼はエルサレムの隅の門、谷の門および城壁のかどの上にやぐらを建て、これを強固にしました。そして、多くの水ためを掘って、平野には多くの家畜を飼い、山地や果樹園には葡萄を作るなど農業を発達させました。さらに、彼は強力な戦闘部隊を設けると共に、戦いに必要な盾や槍、かぶと、よろい、弓および石投げの石、巧みに考案された新兵器などを用意しました。彼がこのように強くなったのは、神様の助けがあったからでした(15)。神様は、主の目にかなうことを行う人はだれでも、栄えさせてくださるのです。ウジヤが栄えたのは、彼に知識や能力があったからではありません。彼が神の名を拝み、神の御旨にしたがって生きていこうとした時に、神様が彼を栄えさせ、国を強固にされたからです。
 しかし、彼が強くなると、彼の心は高ぶりました。彼は神、主に対して不信の罪を犯してしまったのです(16)。彼は、神殿に入って自分勝手な方法で香をたこうとしました。それは神様が定めた戒めを破る犯罪行為でした(民16:40)。結局、彼は神の宮から追い出され、隔ての家に隔離されてしまいました。彼は死ぬまでツァラアトを冒された者として、最期を遂げました。神様は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになるお方です(ヤコブ4:6)。その人の地位がたとえ王であろうとも、心が高ぶって神の戒めを破るなら、神様はその王冠を剥奪します。でも、謙った心で主の御言葉に従う者には、神様が豊かな恵みと祝福をお授けになるのです。


適用:強くなった時に、もっと謙虚になりましょう

一言:「高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ」(箴言16:18)


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