聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2019]

2019年 09月 13日 (金)

歴代誌第二30:1-27(26)
大きな喜びがあった過越の祭り

 ヒゼキヤは、神殿礼拝を回復させてから、過越の祭りを回復させました。イスラエルの民が繰り返し神様から離れ、偶像に仕えたのは、エジプトから救われた神様の恵みを忘れたからです。過越の祭りはそれを回復させる方法でした。ヒゼキヤは、全イスラエルとユダに使いを遣わし、エルサレムにある主の宮に来て、主に過越のいけにえをささげるよう呼びかけました。ユダだけではなく、すでに滅ぼされた北イスラエルにも使いを遣わしました。彼らが主に立ち返るなら、彼らの兄弟や子たちは、彼らをとりこにした人々のあわれみを受け、この地に帰って来るだろうと言いました。しかし、北イスラエル地域に残された人々は、遣わされた使いを物笑いにし、あざけりました。謙遜な人々だけがエルサレムに上って来ました。それでも全イスラエルを主に立ち返らせようとするヒゼキヤの情熱は冷めませんでした。彼は過越のいけにえを捧げる民のためにとりなしの祈りを捧げました。エルサレムに集まった人々は、大きな喜びをもって七日の間、種を入れないパンの祭りを行いました。レビ人と祭司は、毎日、主に向かって強い調べの楽器をかなで、主をほめたたえました。ヒゼキヤは、主の務めによく通じているすべてのレビ人の心に語りかけました。そこで彼らは、和解のいけにえをささげ、彼らの父祖の神、主に告白をしつつ、七日間、祝いの食物にあずかりました。それから、全集団は、あと七日間祭りを行うことを決議し、喜びをもって七日間、祭りを行いました。ヒゼキヤは集団に一千頭の雄牛と七千頭の羊を贈り、つかさたちは集団に雄牛一千頭と羊一万頭を贈りました。エルサレムには大きな喜びがありました。ソロモンの時代からこうしたことはない喜びでした。レビ人の祭司たちが民を祝福する声は聞き届けられ、彼らの祈りは、主の聖なる御住まい、天に届きました。
 一人の献身が多くの人々に喜びを与えました。罪と死から救ってくださった神様を記念するために一つになると、神様は喜ばれ、人々に大きな喜びを与えてくださいました。


適用:大きな喜びを願いますか

一言:救いの恵みを覚えなさい


<<(1)    前のページ(28)    29    次のページ(30)    (35)>>

聖書別日ごとの糧