聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2022]

2022年 10月 22日 (土)

詩篇120:1-7(2)
偽りのくちびる、欺きの舌から救い出してください

 詩人は苦しみのうちにいます。敵たちは詩人のいのちを狙っています。剣と槍をもってではありません。偽りのくちびると欺きの舌をもって攻撃してきます。偽りと欺きは剣より恐ろしい武器です。人の人格や名誉を壊し、その魂に大きな傷を負わせます。むやみに流した偽りのうわさは人を死に追いやることもあります。偽りとは人の魂を破壊しようとするサタンの武器です。

こんな苦しみのうちにある詩人は、どうしましたか。彼は怒りを持って周りと戦うことをしませんでした。彼は絶望せず、主を呼びました。偽りのくちびると欺きの舌から救い出してくださるよう、主に呼ばわりました。偽りと戦う唯一の方法は、主に出てゆき、祈ることです。そのとき、主は彼に答えられました。主は彼に救いと裁きの確信を与えてくださいました。主から欺きの舌に何が与えられ、何が加えられますか。主は勇士の鋭い矢、えにしだの熱い炭火をもって厳しく裁かれます。主は偽りを憎む方です。偽りと欺きを受けるとき、私たちは主に呼ばわらなければなりません。そのとき、主は私たちのいのちを必ず救い出してくださいます。そして、すべての偽りと欺きを裁かれます。

詩人は人々との平和を望んでいます。しかし、彼が住むこの世は平和を憎む者たちであふれています。平和を話すと、彼らは戦いを望んできます。このような人々が多い中、平和を追い求めるのは、自分が哀れな者のように思えてしまいがちます。しかし、福音は主と私たちの間に平和をもたらす神のプレゼントであり、武器です。私たちはこの神の武器であり、プレゼントである平和をもって、この世に仕えるべきです。平和の福音をもって、この世に打ち勝つべきです。



祈り:主よ、偽りと欺きによる憎しみが溢れかえっているこの世界で、私はいったい何をすべきでしょうか。平和の福音を伝えます。そのために、私を強め、助けてください。

一言:戦わず、祈りましょう


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