聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2022]

2022年 10月 25日 (火)

詩篇123:1-4(3)
私たちをあわれんでください

主の民たちが激しいさげすみを受けています。安逸をむさぼる者たちからあざけられています。さげすみとあざけりは、人の魂を悲惨な状態に陥れます。心が砕かれ、低くなります。そのとき、詩人は天の御座に着いておられる主に目を上げます。苦難を前にした時、私たちは、目をこの世から天の御座に向けることができます。苦難が大きければ大きい程、まるでしもべが主人に恵みを乞うように、私たちは主の御恵みだけを待ち望み、目を主に向かって上げるのです。主は私たちの主であり、私たちは主のしもべです。私たちは主の御恵み無しには生きられません。主の御助けがなければ、一つの苦難さえも乗り越えることができないのです。主の御手は時には私たちを懲らしめます。私たちを痛みと悲しみの中を歩むことを許されます。しかし、主の御手は痛みと悲しみの中に私たちを放っておくことはされません。主の御手は必ず憐れんでくださり、癒し、喜ばせてくださいます。主の御手は、憐れみと恵みと回復の御手です。

ですから、罪を繰り返した時にも挫折し諦めてはいけません。イエス様の十字架によって、私たちに無限の赦しを与えてくださる主がおられます。聖霊をプレゼントしてくださり、私たちをいつでも何度でも回復してくださるいつくしみ深い主がおられます。どんな罪を犯したとしても、どんな失敗をした時にも、絶望してはいけません。この世でさげすまれ、ひどくあざけられているときにも、天の御座におられる主に向かって目をあげるべきです。主の御恵みとその憐れみだけが私たちの唯一の望みだからです。



祈り:主よ、どんな時にもあなたに向かって目を上げることができることを謝します。罪で絶望しそうになったとき、失敗してどうしたら良いか分からなくなったとき、信仰によって主に目を向けるように助けてください。

一言:憐れみ深い主に向かって目を上げましょう


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