聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2022]

2022年 10月 29日 (土)

詩篇127:1-5(1)
主が家を建てるのでなければ

主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしいです(1a)。ここで、家を建てるとは、家系を建て直すことを意味します。主が助けてくださらないなら、家を建てようとする人間のどんな努力も、むなしいだけです。また、主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしいです(1b)。主が守ってくださるのでなければ、国を守ろうとするあらゆる人間の努力も、むなしいです。私たち家庭や国の栄枯盛衰は、すべて主の御心と御手によるものです。私たちは謙遜に主を認め、主に頼らなければなりません。早く起きるのも遅く休むのも、労苦の糧を食べるのも、主が助けてくださるのでなければ、すべてがむなしいです(2a)。神様は、愛する者には、眠りを与えて下さいます(2b)。ここで、その愛する者とは、どんな人のことでしょうか。家を建て、町を守る主に信頼し、謙遜に拠り頼む人のことです。このような人は、その人の心に平安があるため、ぐっすり眠ることができます。

詩人は「見よ 子どもたちは主の賜物 胎の実は報酬。」と歌っています(3)。子供とは、結婚したら誰もが自然に授かるものではありません。神様が祝福として与えてくださる最高の報酬です。若い時に結婚して授かる子供は、その人にとって、まさに勇士の手にある矢のようなものです(4)。矢のように心強い存在で、誇りなのです。また、主の中で真っ直ぐに成長した子供の親は、不当に訴えられても、その子供によって、恥を見ることはありません。



祈り:主よ、何をするかよりも、どんな立場でそれをするかが、もっと大事であることを学びます。私は、神様に頼り、神様の御心を求め、従う者として生きます。

一言:神なしの働きは、全てむなしい


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