聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2017]

2017年 08月 07日 (月)

伝道者ノ書5:1-7 (7)
ただ、神を恐れよ

第一に、神の宮へ行く時は自分の足に気をつけるべきです(1)。祭司は聖所に入るとき、体を洗い、きよめてから入りました。至聖所には、さらに注意して血できれいにしてから入りました。これは神殿でのみ注意するべきことではなく、私たちの生活のあらゆるところでも、神様の御前に進む心で一歩一歩慎重に踏み出すべきです。どこに踏み出すか、どの道に足を運ぶかを、神様を恐れながら決めなさいということです。そのためには、神様の御言葉を聞くことです(1)。神様の御言葉を聞くことは、神様の導きを受ける生活であり、神様の御前で生きる人生です。そうする時、心焦って生きることがなくなります(2)。また、試みや辱めを受けることが少なくなり、試行錯誤も減ります。雲をつかむような夢を見ることもなく、無駄な計画も立てません。
 第二に、神に誓願を立てるときには、それを果たすのを遅らせてはなりません(4)。誓願は、神様との約束です。いと高き方と約束をしたのなら、必ず守らなければなりません。ところが、ある人は急いで誓願を立てますが、いざ果たそうとする時には、損害意識が生じて果たしません。過失だと言う人もいます(6)。これは神様を恐れていないからです。誓願を果たさないことは、自分の口で、即ち自分の身体で罪を犯すことです(6)。神様に助けを求める時に神様とある約束をし、その約束を守ってから、次の新しい約束をしたら、またそれを守る。このように神様との約束を守って生きていくなら、一段一段を忠実に上っていけます。雲をつかむような夢を持つなら、階段を一度に上ろうとして転がり落ちるようなものです。神様を恐れて誓願を果たす人は、安全に人生の階段を上っていきます。

適用:雲をつかむような夢を追って生きて行きますか

一言:神様を恐れなさい



2017年 08月 08日 (火)

伝道者ノ書5:8-20 (19)
神様の賜物

人にはそれぞれ、神によって与えられた人生の分け前があります。感謝しながらその分け前を受け取り、くよくよせずに喜びをもって過ごすのが良い、と伝道者は結論づけます(18)。しかし、富と豊かさを受けているのに、それらをただ抱くのみで、味わえずに死ぬ人がいます。労苦して自分の分け前を受けても、欲求不満にとらわれて生きることもあります。結局、神様が受けさせてくださるから受けることができ、楽しさも神様が楽しませてくださるから楽しむことができるのです。人生の喜びは、神様からの贈物です(19)。人生を楽しく生きることは、所有している量や数によってではなく、神様がくださることによって出来るのです。多く持っていても戦う不幸な人生があり、全てを失っても楽しむ人生があります。少なく受けても多く受けても、神様が喜びをくださるのなら、人生を楽しく生きることができます。所有が楽しみの源ではなく、神様が楽しみの源です(20)。

適用:神様が与えて下さった分け前を楽しみますか

一言:楽しみは贈物


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