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2018年 02月 08日 (木)

イザヤ書42:1-25(3)
いたんだ葦を折ることもなく

 捕虜となったイスラエルは折れた葦、くすぶる燈心のようでした。葦は弱い者の象徴です。弱い者は傷つくと、望みと期待を失います。それで、大抵、折れてなくなってしまいます。くすぶる燈心は臭いと煙を出します。それで、使い物にならないからと、強制的に消されてしまいます。イスラエルは望みのない民族となり、むしろ周りの国に害を及ぼす存在に転落してしまいました。跡形も無く消えてしまうしかない存在となりました。しかし、神様はイスラエルを救われます。神様は、いたんだ葦のような彼らを治療し、丈夫な葦に回復させてくださいます。神様は、くすぶる燈心のような彼らに油を満たし、炎を回復させ、熱く燃え上がらせます。
 神様は選ばれたしもべを通して、このような御業を成し遂げられます。選ばれたしもべは、究極的には、イエス・キリストを意味します。イエス様は、あまりにも弱く、風が吹くと消えてしまいそうな人々を治療し、丈夫で力ある人にしてくださいます。望みを置くことができない人を、望みのある存在に変えてくださいます。イエス様は、消えてゆく火花を回復させてくださいます。死んでゆく燈心に、いのちの炎が再び燃え上がるようにしてくださいます。イエス様は、やみの中にいる人々の光です(6)。見えない者の目を開き、囚人を牢獄から出し、やみの中に住む者を獄屋から連れ出します(7)。イエス様が行なわれることは、新しいことです。ですから、新しい歌で神様を賛美することは、当然のことです。

適用:私の新しい歌は何でしょうか

一言:いたんだ私をおることをしなかった


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