聖書別日ごとの糧   >>   アモス書[2014]

2014年 12月 14日 (日)

アモス7:1-9
どうぞお赦しください

 神である主はアモスに三つの幻を見せてくださいました。最初の幻では、王が草を刈り取った後、二番草が生え始めたころに、主がいなごを遣わされ、地の青草は食い尽されました。いなごを送れば、イスラエルは生き残ることができません。次の幻では、主が火にお命じになると、火は大淵を焼き尽くし、割り当て地を焼き尽くしました。主が、このように具体的なさばきを備えられたのを見た時、アモスは何をしたでしょうか。渾身の力を込めて祈りました。神様がさばかれるなら、どうやって弱いヤコブは生き残ることができるでしょうか。赦してくださるように、と祈りました。そうした時、主は思い直されました。このさばきは起こらない、と約束してくださいました。本当に、義人の切なる祈りには力があります。神様が計画された歴史の出来事を変更させます。牧者である指導者は、神様がなさる御業を知り、目を覚まして祈ることで仕えなければなりません。
 主なる神は、三番目の幻として、重りなわをアモスに見せてくださいました。主は手に重りなわを持ち、重りなわで築かれた城壁の上に立っておられました。そうして、「わたしは重りなわを、わたしの民イスラエルの真中に垂れ下げよう。わたしはもう二度と彼らを見過ごさない。」と言われました。重りなわの幻は、神様の憐れみは公平と共に施されなければならないことを、現わしてします。神様は、さばきより憐れみを施されますが、公義と正義を立てることを放棄されるのではありません。私たちは、この神様の御前で、慈悲と憐れみを求めながらも、公義と正義を成し遂げなければなりません。

祈り:主よ!私が自分と時代とのために、憐れみを求めると共に、主の喜ばれる公平と正義を行なうように助けてください。

一言:祈りと生活の実践を共に



2014年 12月 15日 (月)

アモス7:10-17
預言せよ

 アモスは、イスラエル滅亡の危機を指摘し、さばきのメッセージを伝えました。すると、ベテルの祭司アマツヤがアモスに反対するのに先立ちました。彼は王に、「アモスが王に謀反を企て、人々は彼の言葉によって力を失っている。」と言いました。また、アモスに圧力をかけました。ユダの地へ逃げて、そこでパンを食べ、その地で預言せよ、と言いました。「ベテルでは、もう預言してはならない。」と言いました。ここは王の聖所、王宮のある所だから、と言いました。どの時代にも、アマツヤのような人がいます。イエス様が福音の御業に仕えていた時、宗教指導者たちがアマツヤのように妨害しました。しかし、神様の成し遂げられることを、人が邪魔することはできません。
 その時、アモスはどうしたのでしょうか。「私は預言者ではなく、預言者の仲間でもない。」と言いました。それは、「私は王宮の預言者でもなく、職業預言者でもない」という意味です。彼はそのようなことに捕らわれませんでした。アモスは牧者であり、いちじくの木を栽培していました。しかし、主が「預言せよ。」と言われたので、預言するようになりました。預言者は、王や学校が任命するものではありません。ただ、神様が召され、お立てになるのです。アモスは、それをはっきりと知っていました。その時、アモスは、主がくださる御言葉によって、むしろアマツヤにさばきのメッセージを伝えました。神様の御言葉を伝える使命人は、神様の召されを受けなければなりません。また、その召されに基づくアイデンティティがはっきりしていなければなりません。

祈り:主よ!みじめな罪人である私を召され、聖書の先生として立ててくださった神様を私は信じ、大胆に御言葉を伝えます。

一言:私は、神様がお立てになった聖書の先生


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