聖書別日ごとの糧   >>   ミカ書[2007]

2007年 01月 23日 (火)

ミカ3:1-12
指導者たちの罪に対する神様のさばき

Ⅰ.民を搾取する政治指導者たち(1-4)
 イスラエルの家の首領たちと地方の官吏たちは公義を捨てました。彼らは善を憎み、悪を愛しました。民を顧みず、むしろ搾取しました。民の皮をはぎ、その骨から肉をそぎ取り、その骨を粉々に砕きました。
 このような指導者たちによって、民たちは不幸でした。民たちの心は粗暴になり、反抗的になりました。指導者たちの言葉を徹底的に疑いました。不信の風潮が蔓延しました。上の水が澄んでいなければ、下の水が濁ってしまうのは当然のことです。
Ⅱ.お金を愛する宗教指導者たち(5-12)
 当時祭司たちは代金を取って教え、預言者たちは金を取って占いをし、賄賂をもらえば「万事うまく行く。」と偽りの預言をし、お金がもらえなければ、いいがかりをつけました。それほどお金を愛していました。それはその時代の一般的な風潮でした。これによって彼らは霊的に暗くなり、幻を見ることができず、御言葉を知りませんでした。霊的な分別力がありませんでした。彼らによってシオンは畑のように耕され、エルサレムは廃墟となり、神殿の山は森の丘となります。結局指導者たちによって民たちが不幸になり、国が滅びるようになります。民たちが幸福になるためには、指導者たちがまず悔い改めなければなりません。指導者たちが公義を行なえば、国は生かされます。

祈り:主よ!この国に、神様を恐れ、民たちに公義を行なう指導者たちが必要です。そのような指導者たちを立ててください。

一言:公義を行なう指導者


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