聖書別日ごとの糧   >>   ミカ書[2020]

2020年 02月 15日 (土)

ミカ書2:1-13(1)
悪巧みを計り、悪を行なう者に災いが下る

 どのような人に災いが下りますか。どのようにすれば、災いが下らない人になれるのでしょうか。引き続き2章の御言葉にもユダの罪と悪が語られています。特に、力を持っている権力者への裁きが語られています。彼らは寝床の上で色々と悪巧みを計って、朝になると実行します。彼らが悪を実行できるのは自分たちの手に力があるからです。彼らは権力を行使して畑と家々を欲しがり取り上げました。イスラエルにおいては、他人の土地は取ってはならないものです(レビ記25:23)。力のある人は土地だけでなく、人も相続地もゆすり取りました。主が与えてくださった相続地は守られなければならないのに、彼らは主の戒めに逆らいました。そのような彼らに災いが下ります。神様は彼らの悪を放っておかれません。悪巧みを計る彼らに災いを下そうと考えておられます。彼らは首をもたげることも、いばって歩くこともできなくなります。その日に、民は彼らをあざける歌を作って、嘆きの歌を歌います。神様は私たちが善を計って善を行なうことを喜ばれます。悪巧みを計って悪を行なう者には災いが下ります。私たちは今、何を計って何を行なっているでしょうか。
 悪を行なう者たちは、ミカの預言が気に入りませんでした。たわごとだと非難し、預言をやめるように言いました。しかし、正しく歩む者には、その預言は益となります。彼らは益となるミカの預言を拒み、たわごとを言う偽預言者たちを喜びました。偽預言者たちは、甘いぶどう酒と強い酒を好んで、人々の要求に合わせて預言しました。神様の預言を拒んだ彼らは、神様の敵とならざるを得ません。神様はそんな彼らにひどい滅びが臨まれると警告されます。「良薬口に苦し」と言うように、鋭く心を刺し通す御言葉は益となります。警鐘を鳴らして神様に立ち返らせます。裁きの御言葉に耳を澄ますと救いの道が開かれます。


適用:悪巧みを計って、悪を行なっていますか

一言:災いが下る


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