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2009年 04月 12日 (日)

マタイノ福音書28:1-20
よみがえりのイエス様、永遠の権威者

Ⅰ.墓でよみがえられたイエス様(1-15) 
 安息日が終わると、何人かの女たちが死んだイエス様を悲しむために、墓に行きました。ところが主の御使いがいなずまのような姿で現われ、福音を伝えました。「恐れてはいけません。あなたがたが十字架につけられたイエスを捜しているのを、私は知っています。ここにはおられません。前から言っておられたように、よみがえられたからです。来て、納めてあった場所を見てごらんなさい。」(6)
 女たちはこの福音を伝えようと弟子たちに走って行った時、よみがえられたイエス様がみずから女たちに現われました(9)。そしてガリラヤで弟子たちに会おうとされました。
Ⅱ.天と地のあらゆる権威を持ったイエス様(16-20)
 神様が、死に打ち勝たれ、よみがえられたイエス様に天と地のあらゆる権威をくださいました。イエス様はまるで何の権威もなく無力にも十字架につけられたようですが、天と地のあらゆる権威を持っておられました。誰もその権威に敵対することができません。
 権威者イエス様は弟子たちに世界宣教の使命をくださいます(19)。彼らがあらゆる国の人々を弟子として、教えることができるのは、イエス様がよみがえられて権威を持たれたからです。その権威に頼って弟子たちはすべての人々に御言葉を教え、聞き従わせることができるのです。弟子たちにイエス様の権威が委任されたのです。

祈り:主よ!私たちが、よみがえり天と地のあらゆる権威を持っておられるイエス様の権威に頼って、世界宣教に挑戦します。

一言:天と地のすべての権威を持たれたイエス様



2009年 04月 13日 (月)

マタイノ福音書12:22-37
聖霊に逆らうボウトクは赦されません

Ⅰ.聖霊によって悪霊を追い出すイエス様(22-30)
 イエス様は、悪霊につかれた目も見えず口のきけない人を、いやしてくださいました。群衆はこれを見て、イエス様がキリストであることを悟りました(23)。しかしパリサイ人たちはこれを見て妬み、イエス様が悪霊どものかしらゼルベブルの力で悪霊どもを追い出しているだけだ、と悪評をつきました。その時イエス様は彼らに、国も、町も、家も、内輪もめして争えば立ち行かないのに、サタンがその国を滅ぼそうとお互いに追い出して仲間割れするのかと言われます(26)。また人はまず強い者を縛らなければ、その家の家財を奪うことができないと言われます(29)。イエス様が悪霊を追い出すことができたのは、悪霊の王を縛ったからであり、それはイエス様が悪霊の王より強い方であることを証しします。イエス様が悪霊を追い出されたのは悪霊の力を借りてではなく、悪霊の王よりさらに強い神様の霊、すなわち聖霊の力を受けたからです(28)。イエス様は私たちから全ての悪霊を追い出し、私たちが完全で聖なる生活をすることができるようにしてくださるのです。
Ⅱ.聖霊に逆らうボウトクをしたパリサイ人たち(31-37)
 パリサイ人たちは聖霊の働きに対して悪評をつき、冒?しました。人の全ての罪と冒涜は赦されますが、聖霊に逆らう冒?は赦されません(32)。彼らは根本的に心が悪いので、悪い言葉を話すしかなく、聖霊までもボウトクするようになります。このような人は必ずさばきを受けるようになるのです(36,37)。
[ボウトク:冒とく、冒涜]

祈り:主よ!イエス様は悪霊を追い出す力があります。私が故意に聖霊の働きをボウトクしないように助けてください。

一言:聖霊の働きをボウトクしてはならない



2009年 12月 23日 (水)

マタイノ福音書1:18-25
インマヌエル

Ⅰ.罪から救ってくださるイエス様(18-21)
 ヨセフと婚約した処女マリヤが身重になりました。ヨセフが心苦しく怒りましたが、正しい人だったのでこれを公にせずに、静かにマリヤとの関係を断ち切ろうとしました。その時主の使いが夢に現われて、イエス様がどんな方であるのかを、知らせてくれました。第一に、イエス様は聖霊によって胎に宿った方です。第二に、イエス様はご自分の民をその罪から救ってくださる方です。罪の結果は死であり、後にはさばきがあります。人が不幸なのは罪のためです。罪が人のたましいと人生を破滅に至らせます。イエス様はこのような人々を罪から救うために来られた方です。
Ⅱ.インマヌエルのイエス様(22-25)
 預言者イザヤはこのように言いました。「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(イザ7:14)。「インマヌエル」は訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味です。
 聖なる神様が罪によって醜くなった私たちと共におられるために人の姿でお生まれになりました。神様が私たちと共におられるので、怖いものはなく、心配と不安もありません。いくら時代がつらく、絶望的であっても神様が共におられるので、私たちには望みとビジョンが満ち溢れます。たとえ人々は私を負担に思い遠ざけても、イエス様はいつも私と共におられます。

祈り:主よ!足りない罪人とともにおられるインマヌエルのイエス様を賛美します。このイエス様に私の心を開きます。

一言:神様が私たちと共におられる



2009年 12月 25日 (金)

マタイノ福音書2:1-12
ひれ伏して拝んだ

Ⅰ.メシヤを探しに来た東方の博士たち(1-8)
 ヘロデ王の時代に、東方から博士たちがエルサレムにやって来ました。彼らは当時の知識人として世をお救いになるメシヤを待っていた人々でした。メシヤがお生まれになった時に現われた星を見て、その方を拝みに来ました(2)。彼らは人々がみな眠っていた時間に起きて夜空を見上げ、メシヤの星が現われると、その星について行って、山を越え野を渡りました。彼らは人類の救いを待ち望む人々であり、目を覚ましている人々でした。彼らは求道者でした。
Ⅱ.イエス様にひれ伏して拝んだ東方の博士たち(9-12)
 イエス様の誕生の知らせによって、エルサレムには大きな騒動が起こりました。ヘロデは幼子イエス様を殺そうとたくらみました。東方の博士たちはもう一度現われた星の導きを受け、幼子が生まれた所に行きました。彼らは家に入って行き、この幼子がまさに聖書に約束されたメシヤであり、すべての人々の礼拝を受けるにふさわしい王の王であることを悟りました。
 東方の博士たちは幼子イエス様にひれ伏して拝み、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげました。本当の礼拝の対象を探して出会い、その前にひれ伏して拝み、貴い贈り物をささげた東方の博士たちこそ、本当に幸せな人々です。私たちも聖誕節を向かえ、幼子イエス様に出会い、その方にひれ伏して拝みましょう。

祈り:主よ!主だけがまことの礼拝の対象であることを信じます。主に私のすべてのものをささげ、ひれ伏して拝みます。

一言:ひれ伏して拝み


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